ニュートリノ

読み:ニュートリノ
外語:neutrino
発音:n(j)u:trínou
品詞:名詞

中性微子。レプトン族の素粒子で、電荷を持たず、質量はゼロに近い。

地球大気中で作られるものや、太陽などの恒星核融合反応、原子のβ崩壊で作られるものなどがある。

という3種類のフレーバー(香り)を持つ。またそれぞれに反粒子がある。

地球大気中

宇宙線が地球大気の酸素窒素と衝突するとπ中間子を生成する。

π中間子はμ粒子とミューニュートリノに崩壊し、μ粒子は更に電子と電子ニュートリノとミューニュートリノに崩壊する。

このように大気中で生成されるニュートリノは大気ニュートリノと呼ばれている。大気ニュートリノは毎秒10個以上、μ粒子も毎秒1個以上は人体を貫通していると言われている。

核融合反応

太陽などの恒星は水素の核融合反応で燃えているが、その核融合反応の際に電子ニュートリノが生成され、これは太陽ニュートリノと呼ばれている。

太陽から四方八方に放出されるが、その内の一部が地球を貫通しており、人体を毎秒数百億個から十兆個以上貫通していると言われている。但し、体の何かに衝突するのは一生に一回あるかないかの確率である。

当初、ニュートリノは質量0と考えられていた。

しかし、岐阜県飛騨市神岡町にある東京大学宇宙線研究所のニュートリノ観測施設スーパーカミオカンデによる実験によって、0.1eV程度の極めて小さな質量があることが発見され、科学史に大きな貢献をもたらした。

この功績により、2002(平成14)年に小柴昌俊がノーベル物理学賞を受賞した。