アスモデウス

ソロモン72柱の一柱で、本来は熾天使の君主の一柱であった。七つの大罪の "好色" の悪魔とされる。

召喚されると牛と牡羊と人間の三つの頭で、ドラゴンに乗り槍を持って現われる。その際には算術や不可視の術などあらゆる知識と、莫大な財産を見つける方法を与える。

"トビト書" などによれば、アスモデウスは新婚夫婦の仲を裂くデーモンである。メディアの資産家の娘サラはこの悪魔に憑かれたために、結婚した7人の青年を7回ともその初夜に亡くしてしまった。そして8人目に求婚したトビトの息子トビアが、ラファエルの力を借りてアスモデウスを追いやるとようやくサラは不幸から救われたという。

また、ソロモンはエルサレムの神殿を建設するとき、アスモデウスに手伝わせたという。

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