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"gladius" とはラテン語で「剣」を意味する言葉であり、4世紀頃まで西ヨーロッパで使われていた刀剣類の総称である。しかし、今日では古代ローマで使用されていた、一般兵士の使用していた剣を指す事が多い。
この古代ローマの剣は、第二次ポエニ戦争(紀元前218〜紀元前201)の時にスキピオが採用して以来ローマ市民軍重装歩兵の公式武装とされたものである。両刃の木の葉型、長さは50cm程度と、それまで使われていた片刃の長剣とは大分容姿が異なる。これはローマ軍が密集戦法を好んで使ったためであり、プレートメイルや大型の盾で重装備をし、密集して戦う場合、刀身は短く、刺突中心に作られたこのような形状の剣が大きな効果を発揮したのであろう。これは後のショート・ソードと通ずる点である。
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