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吉野家

辞書:文化用語の基礎知識 経済編 (LECO)
読み:よしのや
外語:YOSHINOYA 英語
品詞:会社名
2006/05/22 作成
2011/09/15 更新

全国チェーンの飲食店。牛丼屋としては業界最大手。正しくは「𠮷野家」と記述する。

  • 1899(明治32)年: 個人商店として吉野家を創業
  • 1958(昭和33)年: 株式会社吉野家設立
  • 1980(昭和55)年: 会社更生法手続きを申請(事実上倒産)
  • 1983(昭和58)年: セゾングループが資本参加し更正計画スタート
  • 1988(昭和63)年: ダンキンドーナツを展開するディー・アンド・シーと合併し、社名を株式会社吉野家ディー・アンド・シーに変更
  • 1990(平成2)年: JASDAQ店頭市場公開
  • 2000(平成12)年11月: 東京証券取引所第一部に上場
  • 2007(平成19)年10月1日: 持株会社に移行
    • 株式会社吉野家ディー・アンド・シーを株式会社吉野家ホールディングスに商号変更
    • 吉野家の事業専業の100%子会社として、(2代目)株式会社吉野家設立
  • 2011(平成23)年5月17日: 次世代型牛丼に分量変更を本格実施(公称、分量変更は戦後初)。1日から順次導入した

分量

原則

2011(平成23)年5月に「次世代型牛丼」に分量変更する以前は、具と飯の分量は、次の通りだった。

具: 並85g<大110g<特170g (誤差は±5g)

飯: 並260g<大320g=特320g (誤差は±5g)

実際の動作としては、次のようになる。

    • 並: 穴あきお玉の8割ほどで盛る→85g
    • 大: 穴あきお玉全体で盛る→110g
    • 特: 並の動作2回
    • 並: 100gと160gの2回に別けて盛る
    • 大・特: 160gを2回で盛る

期間限定で導入された「特大盛」は、具は大盛の倍、飯は大盛、となっている。要するに、実際の動作としては具は大の動作2回ということである。作業として無理が無いように設計されているのだろう。

次世代型牛丼

次世代型牛丼では、大盛と特盛は変更なく、並のみ、具が5g多い90gで飯が10g少ない250gとなる。

使う器具が同じとすると、アルバイトは目分量で増減をすることになるのだろう。

なお、具は5g増えているが、トータルで5g減というのもポイントである。お値段は据え置き。

そもそも

吉野家曰く「分量の変更は戦後初」ということだが、実際の客は、誰一人そうは感じていない。

コストダウンのためか、肉の量は明らかに減って見える。具の隙間からご飯が見えるほど具が少ない。比率としても、肉は減らし玉葱を増やしているのではないか、などと2ちゃんねるでは囁かれているが、これは不明。

味噌汁が不味すぎる

吉野家の味噌汁は有料で50円もするが、インスタントであり、突拍子も無くマズい。これを美味いという人を見たことが無い。

無料で勝手に付いてくる松屋の味噌汁は湯煎に掛け続けた代物だが、それでも、ここまで不味くは無い。

きっかけ

今でこそ「牛丼業界」なる業界があり、その筆頭が「吉野家」である。

しかし昔から繁盛していたわけではなく、「牛丼」という食べ物を広く世間に知らしめた切っ掛けがあったからこそ、今がある。その切っ掛けは、「ゆでたまご」著「キン肉マン」のアニメにある。

アニメ「キン肉マン」は大ヒットを遂げたが、このアニメ化の際、吉野家から東映に「登場する牛丼屋の店名を吉野家にしてほしい」との要請があり、言われるままにしたところ吉野家は大盛況となった。

にもかかわらず、集英社などからアプローチを掛けられても、吉野家は不義理な態度をとったことから、様々な騒動を起こした。

牛丼が無料で食べられる丼

かつて、吉野家は「ゆでたまご」に「持参すれば永久に無料で牛丼を食べられる丼」を進呈した。これは有名である。ところが、彼がこれを実際に持参しても無料で食べることはできなかった。

吉野家自身が無料で食べられるとして進呈した丼を実際の吉野家自身が忘れていたか、全店にその情報を徹底していなかったことが問題であろうが、この時点で店として大恥であろう。さらに、それを信じて店に持参した「ゆでたまご」の嶋田隆司も間抜けすぎて哀れである。

これは100%吉野家側に非があるが、本件は、フジテレビ系列「トリビアの泉」で報道され、改めて騒動を起こした。

丼・後日談

トリビアの泉で放送後、吉野家には苦情が殺到した。

すぐさま吉野家の従業員が菓子折りと牛丼のタダ券を持ち「ゆでたまご」嶋田の元に謝罪に訪れた。

ところがこの従業員、「いやぁ〜キン肉マンって牛丼にすごい影響を与えてるんですね?」などと発言し、ますます嶋田の怒りを買ったとされる。

さすがの嶋田も開いた口が塞がらず、従業員も、当時を覚えている社員が殆ど残っていない、と弁解したという。嶋田はガッカリし、「当時キン肉マンのアニメを観て吉野家に憧れた子供たちが怒りますよ!」と伝えて、持ってきた菓子折りと牛丼のタダ券は叩き返したという。

キン肉マンのアニメがなければ、牛丼の流行も恐らくはなく、吉野家に至っては今頃存在しない可能性もあったことは誰の目にも明らかだが、そのような重要な社史を従業員に教育していないことも明らかとなった。

Twitter

「ゆでたまご」嶋田は、フォロワーの求めに応じてTwitterを使って当時のことについて語った。

対する吉野家の広報は、「真実とは違います。こういう考え方もあるのか」といったような発言をし、騒動の火力を増強した。

キン肉マンがどれだけ吉野家に貢献したかも知らず、結果として「キン肉マンは吉野家の歴史になんの寄与もしていない」レベルの事を広報が言ってしまった。

これは、ゆででなくても腹が立つであろう。

このような積み重ねで、吉野家は、信頼と客を失っていったのである。

ネットワーカー

この店を舞台にしたジョーク文書があり、それを改変した物(通称「吉野家のコピペ」または「吉牛コピペ」)が2ちゃんねるなどで流行、スレッドを冷やかす時に貼り付けられるようになった。

こうして、かつては吉野家ほど2ちゃんねると蜜月な企業は無かったが、狂牛病で信頼を失って以降、親吉野家と嫌吉野家が半々程度といった様子となった。客は概ね、味が似ている松屋に逃げたようだ。

企業体質

デフレ対策で価格改定をしたら欧州で狂牛病の発生、アメリカ産牛肉なので安全と宣言した翌日アメリカでも狂牛病が発生と、妙に運が悪い企業である。

ヨーロッパでは危険だからとして輸入禁止になってるアメリカ牛肉を、輸入再開したらすぐに使おうとする企業体質が、批判対象となっている。

客の健康や命より利益が優先ということなら、耐震偽装マンションと全く同じ体質の会社と言える。

牛鍋丼

吉野家がアメリカ牛肉にこだわるのは理由があり、牛肉のうち「ショートプレート」と呼ばれる部位を使っているからである。これを安定提供できるのはアメリカのみという状況のため、アメリカ牛肉を使っている。それにこだわらずオーストラリア牛肉を使っている他店よりも高コスト体質となり、結果として、松屋、すき屋などライバル店に客を奪われ続けた。

対抗として、肉を減らし、オーストラリア牛肉の分量を増やし、豆腐やしらたきなど安い具を増やして増量した「牛鍋丼」を2010(平成22)年9月7日10:00(@083)に発売した。

そもそも「牛丼」の原点とは「すき焼き」を丼に掛けたものであり、吉野家も創業当時はこれを「牛鍋ぶっかけ」として販売していた。この復刻ということになり、これはこれで好評を博した。

価格は、発売時点で並盛が280円、大盛が380円と、牛丼よりも100円安く設定した。好評を博した結果、吉野家はますます客単価が減り、赤字を増やしていったという。

そこで「牛鍋丼」向けのサイドメニュー「追っかけ小鉢」を2010(平成22)年12月1日から発売した。「豆腐しらたき」と「ねぎ玉子」の2品。

また、発売から1年経った2011(平成23)年9月13日から、さっぱりした味付けの新味としてリニューアル発売した。また「追っかけ小鉢」に「とろりチーズ」と「おくらとろろ」が追加され、ねぎ玉子と豆腐しらたきは増量された。

関連するリンク
http://www.yoshinoya.com/
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