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日本国憲法第35条

辞書:文化用語の基礎知識 法律用語編 (LLAW)
読み:にほんこくけんぽう・だいさんじゅうごじょう
読み:にっぽんこくけんぽう・だいさんじゅうごじょう
外語:Article 35 of the Constitution of Japan 英語
品詞:固有名詞
2007/03/11 作成
2012/09/22 更新

日本国憲法第3章にある日本国憲法の条文の一つで、住居不可侵に関する保障を規定する。

日本語

条文は次の通り。

第三章 国民の権利及び義務

第三十五条 何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利は、第三十三条の場合を除いては、正当な理由に基いて発せられ、且つ捜索する場所及び押収する物を明示する令状がなければ、侵されない。

② 捜索又は押収は、権限を有する司法官憲が発する各別の令状により、これを行ふ。

英語

日本国首相官邸公式サイト掲載の英文(正文ではない翻訳)では、次のようになっている。

CHAPTER Ⅲ. RIGHTS AND DUTIES OF THE PEOPLE

Article 35.

1. The right of all persons to be secure in their homes, papers and effects against entries, searches and seizures shall not be impaired except upon warrant issued for adequate cause and particularly describing the place to be searched and things to be seized, or except as provided by Article 33.

2. Each search or seizure shall be made upon separate warrant issued by a competent judicial officer.

正当な理由なく、家宅捜索などを受けたりしない旨が規定されている。

関連法

前後の条文

日本国憲法第34条日本国憲法第35条日本国憲法第36条

この条文の、GHQ草案は次のとおり。

英語

CHAPTER Ⅲ. Rights and Duties of the People

Article ⅩⅩⅩⅠ. No person shall be arrested or detained without being at once informed of the charges against him nor without the immediate privilege of counsel; he shall not be held incommunicado; he shall not be detained without adequate cause; and upon demand of any person such cause must be immediately shown in open court in his presence and the presence of his counsel.

日本語

第三章 人民ノ権利及義務

第三十三条 人民カ其ノ身体、家庭、書類及所持品ニ対シ侵入、捜索及押収ヨリ保障セラルル権利ハ相当ノ理由ニ基キテノミ発給セラレ殊ニ捜索セラルヘキ場所及拘禁又ハ押収セラルヘキ人又ハ物ヲ表示セル司法逮捕状ニ依ルニアラスシテ害セラルルコト無カルヘシ

各捜索又ハ拘禁若ハ押収ハ裁判所ノ当該官吏ノ発給セル格別ノ逮捕状ニ依リ行ハルヘシ

関連するリンク
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用語の所属
日本国憲法
日本国憲法第3章

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