パーキングエリア

凝った設備を敢えて設けていない一般的なPAの場合、次のような特徴があると言える。

• 駐車場が狭く、行楽シーズンなどは満車になりやすい
• もちろん大型車の駐車スペースも少ないので、団体対応が難しい
• トイレの台数も少ないことが多いため、行楽シーズンはトイレ前が行列する

利点としては、次のようなものも挙げられる。

• 団体客が少ない
• 駐車場が狭いため徒歩距離も短く済む
• 客が少ないため、夜は静か。トラックの運転手が休む場所などにもなる

但し、海ほたるPAのような施設は例外であり、またPAとしては大きいことで全国的に有名なのは関越自動車道の三芳PAである。

NEXCO東日本は、SA・PAを単なる休憩施設に終わらせる気がないらしく、SA/PA自体が一つの目的地になるような事業展開を進めている。

商業施設として「Pasar(パサール)」を展開した。

また、その地域ならではの旅のドラマを演出する、というコンセプトで「ドラマチックエリア」も展開している。

「パーキングエリア」は、直訳すれば「駐車場」である。

つまり、PAに最低限必要なものは「駐車場」だけであり、駐車場さえれあば、食堂や売店はもちろん、自販機や公衆電話などは無くてもPAである。おそらく。

かつては公衆便所すらもない本当にただの駐車場も幾つかあったが、廃止されたり(上石津PA)、トイレが追加設置されたり(観法寺PA)している。

関越自動車道には変なPAが多い。

2010(平成22)年6月30日、寄居PA上りが、「星の王子さまPA」と称してリニューアルオープンした。食堂や売店はあるが、星の王子さま関係のものしかなく「地元のお土産は一切扱わない」としている。

集客のため、PAもいろいろな努力をしているということであろう。