子育てもの

子供を育てる役が一般に主人公となり、多いのは女の子や女性である。

未確認だが、それに次ぐのは子供とはあまり縁のない青年と思われる。とりあえず父親が育てるというのは例があまり無い。

そして、育てられる子供も、普通に我が子であったり、未来からタイムスリップしてきた将来の我が子であったり、親が蒸発した従姉妹であったり、拾ってきた妖精であったりと、実に様々である。

少女まんがやレディースコミックでは割とポピュラーなジャンルで、中でも「突然子育てもの」が多いようである。

但し、子育て単体での作品はあまり数が無い。大抵は、何らかの別ジャンルと組み合わされる。子育てというのはあくまで場面設定なのであり、それだけでは作品を成立させるのは難しいからである。

従って、子育て+SF、子育て+恋愛、子育て+ギャグのように複合によって作品世界は成立する。

• 青沼貴子著「ママはぽよぽよザウルスがお好き」のように、実話に基づいた子育て+ギャグ
• サンライズの「ママは小学4年生」のように、未来からタイムスリップしてきた我が子という設定の子育て+SF作品
• 槙ようこ著「愛してるぜベイベ★★」のように女ったらしの男+従姉妹という、子育て+恋愛+突然子育てもの

などがある。