機動戦士ガンダムSEED ASTRAY

読み:きどうせんしガンダムシード・アストレイ
外語:Mobile Suit GUNDAM SEED ASTRAY 英語
品詞:固有名詞

テレビアニメ "機動戦士ガンダムSEED" (2002(平成14)年10月5日より放映開始)のメディアミックス企画で、公式サイドストーリーをTV放映と並行して小説やまんが、プラモデルで展開した作品。シナリオはスタジオ・オルフェの千葉智宏、キャラクター原案は植田洋一、メカデザインはビークラフトの阿久津潤一。

中立国オーブの擁するスペースコロニー "ヘリオポリス" 内で地球連合軍が極秘に開発していたMS "ガンダム" のデータをオーブは極秘に流用し、3機のMS "ガンダムアストレイ" (レッドフレーム、ブルーフレームおよびゴールドフレーム)の開発を行なっていた。ザフト軍によるヘリオポリス襲撃(アニメ "ガンダムSEED" 第1話)の際に機密保持のため工場ごと爆破されたが、その数時間後にコロニー崩壊の報を聞きつけて探索に来たジャンク屋 "ロウ・ギュール" が瓦礫の中から無傷のまま残っていたガンダム2機(レッドおよびブルー)を発見してしまう。そこに機密保持の後始末のために雇われた傭兵 "叢雲該(ムラクモ ガイ)" が現われ戦闘となるが、該の雇い主は "ガンダムを見てしまった" 該もろともジャンク屋チームに対し攻撃をしてきたため、該とロウは一時協力して該がブルーフレームを、ロウがレッドフレームを操縦し、これを撃退した。

同じ基本ストーリーを複数のメディア上で視点を変えて展開しており、小説版はレッド、ブルー双方の視点で全体を描いた内容で、シナリオ担当の千葉智宏が執筆、イラストを緒方剛志が担当し、角川The Sneakerに連載される。まんが版は角川ガンダムエース版と角川少年エース版の2作で、ガンダムエース版がブルーを中心にレッドも絡めた内容、少年エース版はレッドを中心の内容で展開される。ガンダムエース版の作画はときた洸一で、No.007号(2002(平成14)年9月26日発売)より連載開始。少年エース版の作画は戸田泰成で、"機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R" のタイトルで、2002(平成14)年12月号より連載開始。また模型側の展開として、メディアワークス電撃ホビーマガジンにて "機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B" のタイトルでブルー側を中心に千葉智宏がショートストーリーを掲載し、関連した模型作例が掲載される。

なお、このまんがに登場するガンダムアストレイは、正式なガンダムSEEDのシリーズ中のメカとしてアニメ版の各ガンダムと共にプラモデルが発売されている。さらに、アニメ版ガンダムSEEDのオープニング映像の中にも1カットだけだがこっそり登場している。

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