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定義に問題があるπの代替として提唱されるようになった新しい円周率を表わす記号で、半径に対する円周長の円周率を表わす時に使う。
1958(昭和33)年、イギリスの数学者Albert Eagleが、式をシンプルにするためπをτに置き換えることを提案した。
この時は、τ = π/2 としたが、これは殆ど受け入れられなかった。
2001(平成13)年、ユタ大学の数学者Bob Palaisによるエッセイπ Is Wrong!
で、円周率にπを使用するのは不自然な選択であるとして、2πに対応するπの足が3本になった新記号を提唱した。この記号の読み方はturnだとしている。turnつまりターンなのは、それが円周一周だからである。
これに感銘を受けたカリフォルニア工科大学のMichael Hartlは、The Tau Manifesto
において、円周率の考え方の誤りと、先のturnについて、そして記号としてτを用いることを提唱している。この4.1章において、なぜτなのかを次のように説明している。
円定数にτを使う理由は主に二つある。
一つは、τが視覚的にπに似ていることだ。何世紀も使われてきた結果πと円定数の関連性は避けられないので、τを使うことでこの関連性に対抗しつつもそれを利用している(実際、各文字の横線は「足」を分母と解釈することを示唆し、πは分母に2本の足を持つがτは1本しか持たない。このように考えると、τ=2πの関係は至極自然である)。
第二の理由は、τは円の一回転に相当し、τとturnが共にtの音で始まる。これがτを選んだ当初の動機であり、偶然ではない。英語の「turn」の語源はギリシャ語のτόρνος(tórnos)で、これは「旋盤」を意味する。τόρνοςの最初の文字を数学のフォントで表現すると、τになる。
Michael Hartlは、The Tau Manifestoにおいてπの代わりにτを用いることによる様々な利点を挙げ説明している。
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