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自然科学 > 地学 > 天文学 > 装置・機械・設備 > 宇宙施設・装置 > 探査機 > 計画 > アポロ
アメリカの月探査機。人類を月に到達させた三回目の宇宙船である。ミッション名AS-509。
アポロ14号は、人類が月面を歩き、地球に帰還するという任務を遂行した3回目の宇宙船だった。
1971(昭和46)年2月5日に二人の宇宙飛行士、船長と月着陸船パイロットが月着陸船アンタレス号で嵐の海 フラ・マウロ高原(西経17.48°、南緯3.65°)に軟着陸、月面に降り立った。
コマンドサービスモジュール(CSM)と司令船パイロットは月の軌道に留まった。
なお、船長のShepardはマーキュリー3号に乗船し、アメリカ人として初の有人宇宙飛行に成功した人である。アポロ14号で念願が叶っての月着陸であった。
今回の主要な目的はフラ・マウロ高原の地層調査と、アポロ月面実験パッケージALSEPの設置である。ALSEPはつまるところ地震計で、爆弾の発破やサターンVロケットの第三段の月面投擲などで地震をおこし、地震波の調査が行なわれた。またこの翌年に直径3mほどの隕石が落下し、これに伴う大地震を計測することにも成功している。
飛行士たちは月面に33時間31分留まり、一泊二日の任務となった。二回の船外活動で合計3kmを歩き、写真撮影、多数の月の岩石を収集した。月着陸船は2月6日に月を離れた。
アポロ14号は、216時間1分58秒の任務経過後の1971(昭和46)年2月10日06:05:00(日本時間)(9日@920)に、太平洋に着水した。
着水地点は西経172°39′、南緯27°1′、アメリカ領サモアの765海里(1417km)南であった。宇宙飛行士は救助船USSニューオリンズにより救助された。
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