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ダイオードをマトリクス状に組合わせて構成する論理回路。一種のROMともいえる。
原理的にはあらゆる組合わせ論理が実現可能だが、大型になる。
あらゆるものでIC化が進んだ現在では、実装寸法が問題にならない程度の極めて小規模な場合のみ利用されている。
ダイオードは増幅作用を持たないので、この回路を通すと必ず損失が生ずる。
例えばシリコン・ダイオードの場合、一段ごとに約0.7Vの電圧降下が伴うので、中間増幅なしに多段の縦列接続をすると必ずいつかはHigh/Lowのレベル差がなくなってしまう不具合が生ずる。
DTLはダイオードマトリクスによる論理回路と、その損失を補う増幅回路をIC化したものと考えられる。
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