薬屋

読み:くすりや
外語:pharmacist 英語
品詞:名詞

世間一般としては、薬を販売または授与する場所の総称。

目次

街の薬屋はどこも似たように見えて、実は色々な種類がある。

日本では法律の面から大きく、次のように分類できる。

  • 薬種商販売業
  • 一般販売業
  • 薬局
    • 処方箋調剤の出来ない薬局
    • 処方箋調剤の出来る薬局
  • 配置販売業(店舗を持たない薬店)
  • 特例販売業(知事の判断により取り扱い品目を指定する薬店)

現行薬事法

種類薬剤師調剤店舗販売品目
薬局いる全医薬品
店舗販売業店による不可一般用医薬品
配置販売業いない不可厚生労働大臣の定める一般用医薬品
卸売販売業いない不可医薬品

卸売販売業は、医薬品を薬局や薬店、病院などに卸す業者をいう。

旧薬事法(参考)

かつては次のものがあった。

種類薬剤師調剤店舗販売品目
薬種商販売業いない不可指定医薬品を除く医薬品
一般販売業いる不可全医薬品
薬局いる全医薬品
配置販売業いない不可知事が指定した特例販売品目
特例販売業いない不可知事が指定した特例販売品目

街に見かける「薬屋」は、現在の薬事法では、次の二種類である。

  • 薬局
  • 店舗販売業 (いわゆる薬店)

処方箋を扱える店が薬局であり、病院の近くなどによくある。「調剤薬局」などの看板を出している店が多い。ここでは全ての医薬品を(在庫があれば)購入できるが、基本的には処方箋が必要である。

店舗販売業は、マツモトキヨシや目標1327店などに代表されるドラッグストアである。

新薬事法では、医薬品は「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」の三種類に分けられ、すこぶる効くものは第一類で薬剤師がいる薬局または店舗販売業のみが扱えることになった。インターネット等での通信販売では薬剤師が置けないので、第一類医薬品が扱えない。

配置販売業は家に薬を置いておき、後から使われた分の費用を請求するタイプの薬屋である。

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医薬品
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