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地球周回軌道と静止軌道を結ぶ楕円軌道。GTO、静止遷移軌道ともいう。
静止衛星は、最終的な軌道(静止軌道)に投入される前に、一時的に楕円状の軌道を通りながら、徐々に高度を上げる。この時の軌道が静止トランスファ軌道である。通常は近地点約200km、遠地点約3万5000km(35Mm)程度の長楕円軌道をいう。
衛星の軌道を変える(高度を上げる)ためには、静止トランスファ軌道上のうち、地球から最も遠い地点(アポジ点)で衛星のエンジン(Apogee Kick Motor)を噴射する。これをアポジエンジン噴射と呼ぶ。
軌道変更は複数回行なうことが多く、静止トランスファ軌道はその順番に第1トランスファ軌道、第2トランスファ軌道、第3トランスファ軌道、と呼ばれる。
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