40kHz

標高790mの福島県・大鷹鳥谷山(おおたかどややま)の山頂にある「おおたかどや山標準電波送信所」に設置されたアンテナから送信されている。

長波、しかも波長7.5kmもあることからアンテナも巨大である。アンテナポール自体は全高250mだがそれだけでなく、ポールを中心に放射状に支線が伸ばされ、敷地を含めて傘状のアンテナとして機能している。この「アンテナ」は、総敷地面積約8.8km²、東京ドーム約2個分の広さを持っているのである。

2011(平成23)年3月11日14:46(@281)に発生した最大震度7(マグニチュード9.0)の平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴う福島原電周辺に対する避難命令に伴い、送信所が無人となったため、不安定な運用が続いている。

• 2011(平成23)年3月12日19:46(@490): 停波
• 2011(平成23)年4月21日13:54(@245): 暫定的に無人での送信を再開
• 2011(平成23)年4月25日12:06(@170): 落雷により再び停波
• 2011(平成23)年5月9日13:08(@213): 暫定的に送信を再開
• 2011(平成23)年5月10日12:40(@194): 停波 (天候の悪化)
• 2011(平成23)年5月13日17:32(@397): 暫定的に送信を再開
• 2011(平成23)年5月16日17:15(@385): 停波 (天候の悪化)
• 2011(平成23)年5月17日09:02(@043): 暫定的に送信を再開
• 2011(平成23)年6月5日15:30(@312): 停波 (天候の悪化)
• 2011(平成23)年6月6日10:10(@090): 暫定的に送信を再開
• 2011(平成23)年6月5日11:15:16(@135)〜2011(平成23)年6月5日11:15:24(@135): 停波 (機器点検)

大鷹鳥谷山は現在警戒区域となり立ち入りが規制されているため、一度天災で停止してしまうと、復旧まで時間を要することになる。