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ARM命令セットアーキテクチャーのVersion 5で、ARM命令とThumb命令に対応するもの。
以前はThumb命令に対応しない単なるARMv5も存在したらしいが、既に廃止されており、ARMのマニュアルでも言及されていない。マニュアルに記載されるARMv5は、現状ARMv5Tシリーズのみである。
ARMv5はARMv4と比較して、先行ゼロを数えるCLZ命令と、ソフトウェアブレイクポイントのBKPT命令が追加されている。
TEはThumbとエンベデッドトレースをそれぞれ搭載していることを意味する。
コードサイズ縮小用のThumb命令セット(16ビット命令セット)と、DSP向けSIMD命令に対応する。
DSPによるディジタル信号処理の対応が強化されており、プリロードデータ(PLD)、デュアルワードのロード(LDRD)、ストア(STRD)、および64ビットのコプロセッサーレジスター転送(MCRR、MRRC)が追加された。
そして、組み込み用途での開発で使われるリアルタイムデバッグ機能であるエンベデッドトレースという機能が盛り込まれている。
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