第三紀

約6500万年前から約258万8000万年前までの間とされる。

長く、白亜紀の次の紀として「第三紀」があったが、元々は次のような大ざっぱな分類で3という名前が付いていた。

• 第一紀 ‐ 化石が出ない時代
• 第二紀 ‐ 化石が出るが現生生物と大きく違う時代
• 第三紀 ‐ 現生生物と近い生物の化石が出る時代

第一紀と第二紀の呼称は早々になくなるが、第三紀は長く使われた。しかしこれも1989(平成元)年、国際地質科学連合(IUGS)は新生代を三つの紀に分け、名称も変えることを決定した。第四紀は維持し、第三紀については二つに分割されている。これが2009(平成21)年に批准された。

新生代の三つの紀は、それぞれ日本語で次のように訳された。

• Paleogene 古第三紀
• Neogene 新第三紀
• Quaternary 第四紀 (従来通り)

それまで第三紀だったので、日本語ではそれを踏襲した名前を付けた。他にもいくつかの新名称は提案されていることから、いずれは日本語の訳語も変更される可能性がある。