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SARS-CoV-2(武漢肺炎ウイルス感染症の病原体)のうち、インドで最初に発見された変異株の代表となる系統 B.1.617のうちの一系統。WHO名のデルタ株が該当する。Pango系統での分類で、別名AYが与えられている。
これを著している時点で、次のようなサブグループが既知である。併記される国名等は、最初に発見された国などである。必ずしも蔓延した順ではない。
インド型変異株である系統 B.1.617は変異L452Rを特徴とするが、更に、他系統と比して、新たな変異であるT478K変異が生じたことが特徴となる。系統 B.1.617.1 および 系統 B.1.617.2 と比して、系統 B.1.617.2はE484Q変異を持たないのが特徴となる。
系統 B.1.617.2の、スパイク蛋白質の主な変異(60%以上の配列に見られる変異)は次の通りである。
ウイルスは一般に、変異を続けるたびに伝播性を高めていく。
この系統の中でも特に系統 B.1.617.2(WHO名 デルタ株)まで進化したこのウイルスは伝播性も高まっており、もし感染者がノーマスクで叫べば周囲の人に容易に感染する。危険であるのでノーマスクには決して近づいてはならない。
感染力が強まっており、WHO名アルファ株である系統 B.1.1.7と比して、家庭内での2次感染の割合は1.3倍程度高いとされている。また、病原性も1.3倍程度高いとされており、伝播性を上げつつ、なおかつ少しずつ強毒化している。
シンガポールでの研究では、VOC(懸念される変異株)ではない変異株と比して、酸素利用、ICU入室、あるいは死亡リスクは4.90倍上昇し、肺炎のリスクは1.88倍としている。加えて、PCR検査におけるCt値は系統 B.1.617.2患者では有意に低く、Ct値低値(30以下)の期間も中央値18日であり非VOC株の中央値13日に比べて長い。しかし、ワクチン接種はこの重症度を低下させたという。
初発症状は、従来株と比して鼻水の率が高まり、嗅覚・味覚障害の率が減っていて風邪症状が前面に出ている。
しかし決して症状が軽症化したわけではなく、イギリスの政府機関であるイングランド公衆衛生サービス(PHE)は「入院リスクはほぼ倍」と発表している。つまり、特徴的な初期症状が減ったことで診断が難しくなる一方で、重症化する確率は従来より高まっている。
初期症状と重症化は全く関係がなく、これは非常に危険な傾向である。
これに対して「デルタは弱毒性」「ただの風邪」などのデマを流す者もいるが、これは明確な誤りであるため決して真に受けず、感染しないように今まで以上に注意をする必要がある。ノーマスクの人など、明らかに危険な人には決して近づいてはならない。
イギリスで感染爆発を起こした。
イギリスでは、ワクチン未接種の若年者を中心に感染が広がった、ただ、いくら入院リスクが約2倍でも若年者の入院リスクは元々非常に低いため、辛うじて病床圧迫は生じずに済んだようである。
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