SARS-CoV-2 系統 B.1.1

数多くの変異株を含む、非常に大きなグループである。

主としてイギリス型変異株として流行が始まり、系統 B.1.1.7(WHO名 アルファ(α)株)などを含むが、日本で流行した日本独自の変異株(B.1.1.214、B.1.1.284)なども含む。

2021(令和3)年末に急拡大した系統 B.1.1.529(WHO名 オミクロン(ο)株)も含まれる。

Pango系統での分類は次の通り。変異株は無数にあるため、ここでは特徴的な変異株のみを併記する(数字順)。

• B.1.1
  • B.1.1.1 ‐ イギリス系統株
    • B.1.1.1.37 ‐ F490S変異 (ラムダ(λ)株 ‐ ペルー型変異株)
  • B.1.1.4 ‐ E484K変異 (イギリス系統株)
  • B.1.1.7 ‐ N501Y変異 (アルファ(α)株)
  • B.1.1.28 ‐ ブラジル系統株
    • B.1.1.28.1 ‐ N501Y変異+E484K変異 (ガンマ(γ)株 ‐ ブラジル型変異株) (別名 P.1)
    • B.1.1.28.2 ‐ ゼータ(ζ)株 (別名 P.2)
    • B.1.1.28.3 ‐ N501Y変異+E484K変異 (シータ(θ) ‐ フィリピン型変異株) (別名 P.3)
  • B.1.1.64 ‐ イギリス系統株 [軽症〜中等症]
  • B.1.1.82 ‐ イギリス系統株
  • B.1.1.101 ‐ インド系統株 [重症]
  • B.1.1.130 ‐ イギリス/スウェーデン系統株 [中等症]
  • B.1.1.155 ‐ イギリス系統株
  • B.1.1.214 ‐ 日本系統株(従来株) [重症]
  • B.1.1.220 ‐ イギリス系統株(B.1.1.44系譜の一部とされる) [軽症]
  • B.1.1.284 ‐ 日本系統株(従来株) [軽症]
  • B.1.1.316 ‐ Q677H変異 (アメリカ系統株)
    • B.1.1.316.1 ‐ E484K変異 (日本系統株) (別名 R.1)
  • B.1.1.529 ‐ オミクロン(ο)株