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俗にVJ圧縮(Compression)と呼ばれる、SLIPやPPPなどの低速シリアル回線経由のTCP/IP接続用のヘッダー圧縮技術。
IPv4パケットには20オクテットのIPv4ヘッダーが、TCPにも最低20オクテットのTCPヘッダーがあり、合計しておよそ40オクテットにもなる。
これで例えばTELNETなどを使った場合、1文字送受信するのに、送信が41オクテット、エコーバックに41オクテットと、合計で82オクテットが必要になる。つまり、1文字の送受信に80オクテットものオーバーヘッドが存在していることになる。
また、更に下位のプロトコルであるPPPなどのオーバーヘッドも加味されることを考えると、これは低速なシリアル回線を経由する場合、深刻な問題となる。
そこで、Van Jacobsonによって考案されたヘッダーの圧縮方法が、このいわゆるVJ圧縮である。このRFCは提案標準プロトコル扱いで規定されており、低速(300bps〜19200bps)なシリアルリンク上でTCP/IPのパフォーマンスを改善するための方法について述べられている。
TCP/IPのヘッダーは、全てのTCP/IPパケットに必ず付くが、しかし一つのコネクション内では殆ど変化がない。
頻繁に変化するのはチェックサムを除くとシーケンス番号やACK番号くらいだが、この変化は一定の法則に従った増分だけである。そこで、各フィールドが変化したかどうかのフラグを用意し、変化したものだけを送信するようにすることで、最短で3オクテットにまでヘッダーを短縮することができるようにした。
RFC 1144はTCP/IP専用でUDP/IPは対象から外されている。RFC内でも述べられているが、検討した結果充分な圧縮効果が無いと判断されたためで、またこのためにTCPとIPの各ヘッダーを別々に圧縮する方法も検討されたが平均的なヘッダー圧縮サイズが50%程度に落ち込み、さらに圧縮展開のコードサイズが倍増することから却下した、としている。
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