通信用語の基礎知識 IPv4
戻る
発見!イイお店

SINET

辞書:通信用語の基礎知識 通信団体編 (CYORG)
読み:サイネット
外語:SINET: Science Information NETwork 英語
品詞:団体組織名
1999/06/26 作成
2015/07/14 更新

学術情報ネットワーク。国立情報学研究所が管轄する日本最大の学術研究用ネットワークで、参加機関には大学が多い。

かつてインターネットが研究目的でのみ使われ、商用では利用できなかった頃のポリシーのまま動いており、SINET傘下の機関はその下流に別機関を繋ぐことが困難(そのたびにSINETの許可が必要)である。

また、商用ネットワークとの接続部(WIDEプロジェクトなど)がボトルネックとなっている。今は随分ましになっているが、かつて基幹が帯域数Mbpsの時代にSINETとWIDEの接続点(大塚)は64kbpsだった。

SINETは旧文部省系のネットワークだが、省庁統廃合の影響から、2003(平成15)年3月には旧科学技術庁系のIMnetが統合された。

沿革

  • 前史: NACSISネットを引き継いでSINETが構築される
  • 2002(平成14)年1月: バックボーンを高速化した「スーパーSINET」(SuperSINET)運用開始 (SINETはインフラとして継続)
  • 2007(平成19)年6月: スーパーSINET(SuperSINET)をインフラとしたSINET3に移行
  • 2011(平成23)年4月: 後継のSINET4運用開始

状況

米国Internet2や、欧州GEANTなど、海外の研究ネットワークと相互接続をしている。

2011(平成23)年4月、従来のSINET3を発展させたSINET4(サイネット・フォー)に世代交代し、これを著している現時点に至る。

関連するリンク
http://www.sinet.ad.jp/
関連する用語
IMnet
つくばWAN
WIDEプロジェクト
TRAIN
TISN

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club