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二人称

辞書:文化用語の基礎知識 言語編 (LLN)
読み:ににんしょう
品詞:名詞
2010/01/29 作成
2016/05/26 更新

人称の一つで、話しを聞く相手を指すもの。

人称の区別には一般に人称代名詞を使う。

例えば、「君は女です」の「君」などが、二人称の人称代名詞である。

ヨーロッパ言語やその影響にある多くの言語は独自の人称代名詞が用意されているが、日本語の場合はあまり厳密ではなく、様々な単語が人称代名詞として使える。

英語

英語では、格と数によって変化する。

  • 単数
  • 複数
    • you (主格)
    • your (所有格)
    • you (目的格)
    • yours (所有格代名詞)
    • yourselves (再帰代名詞)

日本語

日本語では様々なものが使われる。場面、歴史的変化、職業、態度など、その利用者に応じて変化もする。

日常のもの

  • 貴方 (あなた)

    他人に用いるのに、最も無難な表現。

    但し家族や先生など、身近な人に用いることは失礼となるが、地方によっては貴方が日常ということもある。

  • そちら

    改まった場で用いる表現。「そちら様」のようにも使う。

  • お宅

    個人にも法人にも使える表現。この表現がオタクの語源になったとされている。

  • 〜さん

    名前の後にさんを附して呼ぶことで、日常的かつ丁寧な表現となる。

  • 〜君 (くん)

    名前の後に君を附して呼ぶことで、親しみを込めた表現となる。

    元々は目上の人に対する敬称であったが現在はその意味が廃れ、同輩や目下の人に対する呼称となっている。

    基本的には男性に使うが、日本の国会では男女問わず、肩書き+フルネームに「君」で呼ばれる。

  • 〜ちゃん

    名前の後に君を附して呼ぶことで、親しみを込めた表現となる。

    基本的には女性、男性の場合は小さな子供などに使う。

職業的なもの

  • 貴社 (きしゃ)

    会社に対する丁寧な表現。

  • 御社 (おんしゃ)

    貴社に同じ。

    貴●と表現するものは、原則として全て御●と表現することが出来る。以下同様。

  • 貴学 (きがく)

    大学に対して。

  • 貴局 (ききょく)

    相手の無線局に対する丁寧な表現。

  • 貴校 (きこう)

    学校に対して。

  • 貴紙 (きし)

    新聞社に対して。

  • 貴サイト

    Webサイトやその管理者に対して。Webの普及に伴い、近年使われ始めた。

敬意を持った表現

  • お父さん、お母さん、お爺さん、お婆さん、お兄さん、お姉さん、など

    血縁関係にある目上の人を呼ぶときの一般的な敬称。

  • お父様、お母様、お爺様、お婆様、お兄様、お姉様、など

    血縁関係にある目上の人を呼ぶときの丁寧な敬称。

  • 父上様、母上様、兄上様、姉上様、など

    血縁関係にある目上の人を呼ぶときの丁寧かつ古風な敬称。

    理論上は爺上様、婆上様、などもあるが、使用例は皆無のようである。

  • 先生

    教師、政治家、医者、辯護士などに対して用いる。

  • 先輩

    学校内において、下級生が上級生を呼ぶときに用いる。

  • お客様

    客に対して用いる。

  • 陛下殿下、閣下、猊下、台下、など

    天皇陛下、皇帝、国王、大司教、およびその親族に用いる。

親しい間柄で使うもの

  • 君 (きみ)

    男性が、同輩または目下に使うことが多い。

  • お前 (おまえ)

    男性が、同輩または目下に使うことが多い。

    ぞんざいな表現であるが、元々は「天皇の御前」というように、貴人を間接的に指して使う言葉だった。

  • あんた

    貴方(あなた)が訛った表現。

    西日本では親しみを込めた表現として使われるが、東日本では品のない表現である。「あんたバカぁ!?」

  • てめぇ

    手前(てまえ)が訛った表現で、本来は一人称だったが、今では二人称でかつ敵対的な相手に用いる。

  • 貴様 (きさま)

    本来は尊敬語だったが、今では二人称でかつ敵対的な相手に用いる。

現用だが特殊なもの

  • たん

    「〜ちゃん」が訛ったもの。

    主にネットコミュニティで使われ、2次元の女の子に対する親しみを込めた表現として使われる。

古典的なもの

近年はあまり使われていないもの。

  • 汝 (なんじ)
  • 其方 (そなた、そち、そちら)

    高貴なものが目下を呼ぶときに使った。

  • お主 (おぬし)

    時代劇では悪代官などがよく使う。「越後屋、お主も悪よのう」

関連する用語
一人称
三人称

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