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折田先生像

辞書:文化用語の基礎知識 教育編 (LEDU)
読み:おりたせんせいぞう
外語:the statue of Prof. Orita 英語
品詞:名詞
2012/11/17 作成
2018/02/25 更新
2016/02/25 迄有効

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京都大学の風物詩。毎年2月、受験シーズンになると出現する像。

由来

元々「折田先生像」とは、京都大学の前身の一つだった旧制第三高等学校の初代校長、折田彦市(おりた ひこいち)の偉業を称えるべく作られた銅像を言った。

これが京都大学構内に設置されていたが、折田彦市が標榜した「自由の学風」の意思を継いだ優秀なる京大生により「派手な落書き」や「オブジェ化」が進行した。

いつしか、折田先生像というものは落書きされているのが当然という状態となるに至り、ついに大学当局側は本物は撤去するという最終手段に打って出た。

建前上は、総合人間学部棟の建て替えのため撤去とされており、2001(平成13)年頃には工事も本格化、銅像が建っていた総合人間学部棟前は実際に、工事のため立ち入り禁止となった。だがしかし、工事終了後も本物の像が戻ることはなかった。

その後

その後、毎年2月25日前後(入試期間前後)に、かつての像を模倣して作られたオブジェが作られるようになった。これが、今で言う折田先生像である。但し、その姿は折田先生とは全く異なるものである。

また像の横には、かつて「この像を汚さないで」として掲げられた立て看板を模した像の説明が毎度置かれるのも恒例となっている。

長く作り続けている団体?の作品の場合、看板の裏側にはアイドル写真が貼り付けられるのが恒例だが、それ以外の団体?の作品の場合は異なるものが貼られることもある。

景観

東大路通から東一条通を東に入り、少々歩くと、南(右手側)に、吉田南構内の正門が見える。

正門の向こうは、吉田南総合館などがある。それは何気ない、いつもの景色である。はずだった。

何かがあるような気がする
何かがあるような気がする

吉田南1号館と総合人間学部棟の間には広場があり、ベンチが置かれている。

そこに、何か場違いな空気を漂わせる像が。

なるほど、これは確かに、どこから見ても在りし日の折田先生像に他ならない。

展覧

犯人は、毎年熱心に作っている人(たち?)の他に、時々参戦する別の人(たち?)も混ざる。このため、年によっては複数の「折田先生像」が建ち並ぶこともある。

2011(平成23)年は、本家が「Mr. CONTAC」だったのに対し、それに一足早く別グループによる作「にせほるん先生」が登場した。

「にせほるん先生」とは何であるのか全く定かではないが、やはりクオリティの差は本家と歴然としており、人気は本家に負けてしまった。看板裏も、本家はアイドル写真だが、こちら「にせほるん」の看板裏は二次元の萌えキャラの絵などが貼られていた。

犯人は?

特に犯罪行為というわけでもないので犯人という呼び方もおかしいが、この犯行に及んでいるのは、おそらく元京大生だろう。しかし、「自由の学風」の意思を継いだ優秀なる元京大生の正体は、未だ明らかになっていない。

作品の特徴から、毎年恒例の首謀者は女性説が囁かれている。

毎年同じ頃の深夜に設置に現われ、しかも出来た物を置いてすぐ逃げるわけではなく、設置にはやはり一時間程度を要するようであるので、見張っていれば彼らの姿を拝めるのは確実であった。しかし、正体を暴いてしまうと翌年以降の楽しみがなくなってしまう恐れがあるため、みんな見てみない振りをしていたっぽい。これまでは。

中継問題と「エビフライ像」

今や、何でもネット中継されるご時世、2014(平成26)年2月25日未明に設置された「キョロちゃん」については、ネットでの中継がなされたようである。

しかし「いつの間にか現われる」というコンセプトの、この銅像の設置現場を中継するとなると、この銅像のコンセプトも変わってきてしまうため今後の継続が難しくなる可能性もある。いつもの作者も飽きてやめてしまう可能性もある。

そこで2014(平成26)年の時は、折田先生像の近くに、第三者により目立つオブジェとして「エビフライ像」とともに注意書きが置かれた。これはエビのぬいぐるみないし抱き枕と思われる。看板を模したものには、次のように書かれていた。

エビフライは 人気メニューとして美味しさの向上に尽力し、子供たちの笑顔を守るために多大な功績を残した揚げ物です。折田先生像の設置風景を真夜中にweb上で実況しないで下さい。

水産学部

京都大学に水産学部などは存在しないが、これは重大な警告とも言える。さらに、「私信:「報道系サークル」さまへ」とした紙も貼られていた。確かに報道も結構だが、事後報道するくらいに留めるべきなのだろう。

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近年は、吉田南構内正門付近に出現する。

  • 2018(平成30)年2月25日出現: 「リセット」(どうぶつの森ポケットキャンプ)
  • 2017(平成29)年2月25日出現: 「コウメ太夫」(お笑い芸人)
  • 2016(平成28)年2月25日出現: 「カービィ」(星のカービィ)
  • 2015(平成27)年2月25日出現: 「中島くん」(サザエさん)
  • 2014(平成26)年2月25日出現: 「エビフライ像」
  • 2014(平成26)年2月25日出現: 「キョロちゃん」 (森永製菓)
  • 2013(平成25)年2月25日出現: 「ノッポトッポちゃん」 (ロッテ)
  • 2012(平成24)年4月1日: Googleエイプリルフール企画、Googleマップ「ぼうけん」モードに折田先生像が登場
  • 2012(平成24)年2月25日出現: 「地デジカ
  • 2011(平成23)年2月25日出現: 「Mr. CONTAC」笑瓶師匠として扱われていた
  • 2011(平成23)年2月23日出現: 「にせほるん先生」
  • 2010(平成22)年2月25日出現: 「タケシ」(ポケットモンスター)
  • 2009(平成21)年2月出現: 「ライダーマン」(仮面ライダーV3) 京大工学部出身という設定であるため
  • 2008(平成20)年2月出現: 「てんどんまん」(アンパンマン) 狭量な権利側からクレームが付いた
  • 2007(平成19)年2月出現: 「ポコちゃん」(不二家) 何者かに破壊されてしまった
  • 2006(平成18)年2月出現: 「大仏」(折田大仏)、その後破壊され、本家?作「永沢くん」(ちびまる子ちゃん)が登場
  • 2005(平成17)年2月出現: 「スッパマン」(Dr. スランプ)
  • 2004(平成16)年2月出現: 「サンデー先生」(ひょっこりひょうたん島)
  • 2003(平成15)年2月出現: 「ゴルゴ」(ゴルゴ31)
  • 2002(平成14)年2月出現: 「ナウシカ」(風の谷のナウシカ)
  • 2000(平成12)年頃出現: 「ラオウ」(北斗の拳)
  • 1998(平成10)年出現: 「力石徹」(あしたのジョー)
関連するリンク
折田先生を讃える会
用語の所属
京都大学

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