読み:ぬた
品詞:慣用単漢字

JIS漢字表に存在する「幽霊文字」の一つ。

目次

漢字

u6c62

  • 部首: 水 + 3画
  • 総画: 6画

意義

意義不詳。

字源

漢字字典にない文字で、かつては幽霊文字として扱われていた。

幽霊文字について調査した資料、「JIS X 0208:1997附属書7(参考)」の「区点位置詳説」、298ページの2.129は、「典拠 『国土地理協会 国土行政区画総覧(1951年初号、加除式で現在に至る)』 汢川(ぬたのかわ)/高知県(付属書7図71)。但し、現地の役所によれば、"にすい"(冫)に作るとのこと。」としている。

発音

用例

主な用例は、次の通りである。

高知県高岡郡四万十町仁井田汢の川

四万十町仁井田(旧 高岡郡窪川町)にある地名(小字と思われる)。

この地名「ぬたのかわ」は、元々は「にすい」の字であり、「冫土」を一字にした字であった。しかし、次の理由から、地区総代と窪川町役場が相談し、2002(平成14)年1月1日に、地名が「汢の川」に改められたとされている。

  • にすいの字はJISになく、不便だった
  • 明治期には「汢」の字を使っていた
  • 「大漢語林」でも「汢」の字が使われていた

JIS漢字の出典が「国土行政区画総覧」で、この資料が誤っていたことがJIS漢字に幽霊漢字を混ぜる理由の一つだったが、現在は以上の経緯により、文字としては同形のものが存在している。

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