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この世界を成立させる全ての要素である法体(ダルマ)が、過去・現在・未来の三世に存在する、とする考え方。
現象という存在を、基本的要素として「五位七十五法」というダルマの体系で区別する。
例えば、目の前にコップがあるとする。
このコップは、実は現象であり、そこに存在するのはコップの形状を表わすダルマ、硬さや手触りなどを表わすダルマ、それがコップであることを示す要素としてのダルマなどだとして説明する。
ダルマ説では、コップは、瞬間的に消滅するダルマの連続的な持続であるとして解釈する。
しかしそのコップは、一時間前も、一時間後も、変わらぬコップとして存在し続ける。
そこにコップがあることは、数々のダルマがその瞬間に生起し、コップという存在を構成しているからであるが、ダルマは次の瞬間には消滅する。しかしコップがコップであり続けるのは、同じダルマが次の瞬間、同じ場所に再び生起するからであると説明される。
ダルマは、無から生ずるものではなく、また消滅するが無に帰するものでもない。生起とは、未来から現在に現われるものであり、消滅とは、ダルマが現在から過去に去るものとして説明される。
現在にこれから現われようとするダルマは未来に存在し、現在から去るダルマは次の瞬間には過去の時間に存在する。未来より現われ過去に去って行くダルマは、その一瞬において、現在に存在する。
すなわち、ダルマは過去・現在・未来の三世に渡って存在することになり、これを三世実有法体恒有として説いている。
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