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本線直結型スマートインターチェンジ

辞書:国土用語の基礎知識 道路編 (EROAD)
読み:ほんせんちょっけつがた・スマートインターチェンジ
品詞:名詞
2013/08/20 作成
2014/02/06 更新

高速道路本線へ直接アクセス路を接続するスマートインターチェンジ

構造上は通常のインターチェンジと変わらないが、過疎地の有料道路にある機械式の料金所と同様、精算は機械で実施し、その際にETCの搭載が必要という点が異なる。また、ETCを用いるが精算の際には一旦停止が必要である。

このため人件費の節減になり、需要が微妙な過疎地にもICが建設できることになる。ゆえに、常磐道や東北道など、観光需要が期待される過疎地から建設が始まった。

また、混雑するICとICの間に建設し、通行車両を分散化して渋滞緩和に繋げるような動きもある。

定義

明確な基準は定かではない。

SA/PAから繋がるものは当然ながら本線直結型ではないが、一旦高速道路上のバス停レーンに入り、そこから繋がるものも本線直結型ではないらしい(例:加計スマートIC、喜舎場スマートIC)。

一方で、本線料金所から繋がるものは本線直結型となる(例:三郷料金所スマートIC)。

誤進入退出通路

ETC未搭載車両がゲート前で立ち往生するだろうことは容易に想像できるため、本線直結型スマートインターチェンジでは必ず誤進入退出通路が用意されている。

高速道路から出ようとする車はここを通って、入ってきた車と共に本線に戻ることができ、入ろうとする車はここを通ってそのままお帰り戴く。

一覧

初期には「社会実験」と称する実験を経ていた。その期間は、供用開始(恒久化)には含めない。

  1. 常磐道 水戸北スマートIC (2009(平成21)年4月1日〜)
  2. 磐越道 三郷料金所スマートIC (2009(平成21)年4月1日〜)
  3. 新空港道 成田スマートIC (2009(平成21)年4月1日〜)
  4. 東北道 白河中央スマートIC (2009(平成21)年8月8日〜)
  5. 関越道 長岡南越路スマートIC (2009(平成21)年9月24日〜)
  6. 常磐道 石岡小美玉スマートIC (2011(平成23)年3月24日〜)
  7. 九州道 宮田スマートIC (2011(平成23)年3月26日〜)
  8. 磐越道 新津西スマートIC (2011(平成23)年12月17日〜)
  9. 西名阪道 大和まほろばスマートIC (2012(平成24)年7月4日〜)
  10. 関越道 坂戸西スマートIC (2013(平成25)年8月25日〜)

今後、続々と供用開始につき略す。

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