テポドン2号改良型

読み：テポドン・にごう・かいりょうがた
外語：Taepodong 2B

品詞：固有名詞

北朝鮮の開発した弾道ミサイル「テポドン」のうちのテポドン2号を改良し、人工衛星打ち上げ用としたロケット。

概要

三段式の液体燃料ロケットを使った、大陸間弾道ミサイル(ICBM)である。

テポドン2号は二段式だったので、改良型は三段式になったことが最大の特徴と言える。

銀河2号は、2009(平成21)年に発射された、最初のテポドン2号改良型である。

北朝鮮は、衛星打ち上げ用ロケット「銀河2号」として発表し、人工衛星「光明星2号」の打ち上げだったとした。

当時はもちろん誰も信じていなかった。

初の三段式ロケットだったが、2段目と3段目の分離に失敗した。

銀河3号は、2012(平成24)年に2回発射された、テポドン2号改良型である。

同様に三段式ロケットだったようである。

2012(平成24)年4月に発射された1回目は1段目が爆発し、早々に海に落下、失敗した。

2012(平成24)年12月に発射された2回目は、無事に「光明星3号2号機」を軌道に乗せることに成功、NORADがそれを確認したため、NORADの衛星カタログ番号「39026」と、国際標識番号「2012-072A」が附番された。

またこれにより北朝鮮は、自力でロケットを打ち上げ、人工衛星を軌道に乗せた、世界で10番目の国または地域となった。

詳細は定かではないが、知られる範囲内での仕様は次の通り。

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