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ナースエンジェルりりかSOS (アニメ)

辞書:萌色用語の基礎知識 アニメ題名編 (OATITLE)
読み:ナースエンジェル・りりかエスオウエス
品詞:固有名詞

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秋元康作、池野恋画の同名まんが原作のアニメ。1995(平成7)年7月7日から1996(平成8)年3月8日にかけてテレビ東京系列で放送された。漫画版の原作があるものの初期キャラクター設定などを除いてアニメ版独自の道を歩んだ。

主人公、森谷りりかは、自分の通う学園に転入してきた上級生の加納望に一目惚れしてしまった。だが、実は加納の正体は、もう一つの地球である"クイーンアース" の戦士、カノンであった。クイーンアースは、悪の組織 "ダークジョーカー" のもたらした "黒のワクチン" により滅亡の危機に瀕していた。そして、今や、ダークジョーカーの魔の手は地球にも及ぼうとしている。カノンは、"黒のワクチン" を浄化することができる能力を持つ、伝説の "ナースエンジェル" の生まれ変わりである少女を捜し、黒のワクチンを浄化するために絶対に必要な "緑のワクチン" の元となる"命の花" を探し、生まれ変わったナースエンジェルと共にダークジョーカーと戦うために地球にやってきたのだ。そして、加納はりりかこそ伝説のナースエンジェルの生まれ変わりである事を告げて、りりかにナースエンジェルに変身するためのアイテム "エンジェルキャップ" を渡した。りりかはナースエンジェルに変身してダークジョーカーと戦う事になったのだが、本当はただ憧れの先輩の近くにいられることが嬉しかっただけなのである…。

"赤ずきんチャチャ" の後番組として始まった "りりかSOS" は、大地丙太郎のテレビアニメ初監督作品となる。ところが第一話から作画に不安定な部分がちらほら見受けられたり、みょうにスローな展開だったりと、高いクオリティのまま最終回を迎えた "チャチャ" と比較したアニメファンを失望させる要素がかなり多かった。実際、最初の数話で見続ける事をやめてしまった人も多かったようだ。ところが "りりか" はここから怒涛の巻き返しに入る。作画の質は高めで安定。物語は尻上がりに盛り上がりを見せていった。りりかは大切な人を失い、信じていた人に裏切られて、絶望して、なお立ち上がった。りりかの悲壮な戦いは、テレビを見ているファンにとってもあまりに辛いものであった。"りりか" の戦いのシーンはこのように非常に厳しいものだったのだが、日常シーンは一転してユーモラスでのんびりとして楽しいものであった。戦いと日常のシーンの落差の大きさが作品にテンポを生み出す演出の妙である。そして最終回、りりかを待っていた悲しい運命に、りりかに付き合いつづけていたファンの涙腺は全開だったという。

"りりか" の制作スタッフは、大地監督を始めとして、この作品中に感情的にのめり込んで制作していた人が多かったらしい。泣きながら絵コンテを切っていたなどという逸話がたくさん残されている。裏を返せば、冷静さを欠いた制作だったとも言え、事実、物語にはあちこちほころびが見られる。多くの人が涙した最終回も、設定は破綻しているしご都合主義も酷い。しかし、物語を方程式どおりに描いたからといっても他人に感動を与える事ができるわけではない。スタッフの理屈を越えた熱い情熱が、作品に命を与えて人の心を揺さぶることもあるのである。

同時期に "新世紀エヴァンゲリオン" や、"新機動戦記ガンダムW" などのヒットアニメが放映されていて、その影に隠れてしまった感はどうしても否めない。熱心なファンによる口コミなどで再評価の気運が高まりはしたものの、レンタル版のビデオというものが無い(限定発売されたLD-BOX "救急箱set1、2" しかない)ために新たなファンが増えることは無かった。知る人ぞ知る傑作アニメの一つである。

前期OPは "恋をするたびに傷つきやすく" (CTDR-26003)。売れっ子の小室哲哉プロデュース、秋元康作詞、当時の小室ファミリーの秘蔵っ子である翠玲が唄った。後期のOP曲は "どーにかこーにか" (CODA-902)。歌は南英子。

スタッフ
原作                        秋本康・池野恋
アソシエイツプロデューサー  若菜章夫(スタジオぎゃろっぷ)
演出協力                    高橋良輔
監督                        大地丙太郎
キャラクターデザイン        渡辺はじめ
総作画監督                  渡辺はじめ
色彩設定                    横井正人
美術監督                    小林七郎
美術監督補                  加藤賢司
                            高橋久嘉
撮影監督                    羽山泰功
音響監督                    田中一也
音楽                        光宗信吉
音響制作協力                ビーライン
音楽制作協力                テレビ東京ミュージック
効果                        神保大介(スワラプロダクション)
調整                        桑原邦男
プロデューサー              小林教子(テレビ東京)
                            松下洋子(NAS)
プロデューサー補            重松征史(スタジオぎゃろっぷ)
制作進行                    菊川秀夫
協力                        代々木アニメーション学院
アニメーション制作          スタジオぎゃろっぷ
製作                        テレビ東京
                            NAS
声優
  森谷りりか           麻生かほ里
  宇崎星夜・ハーブ     石田彰
  加納望               菊池英博
  桑野みゆき           松岡恵美子
  鈴木栄子             佐藤美佳子
  デューイ・鈴木美子   渕崎ゆり子
  ミミナ               並木のり子
  マルル               嶋方淳子
  水原花林             鈴木薫
  風見安奈             中尾あづさ
  森谷一等             藤原啓治
  森谷賞               湯浅香織
  森谷まどか・ヘレナ   天野由梨
  森谷くるみ           三ツ矢雄二
  宇崎宙               坂東尚樹
  宇崎裕子             冨永み〜な
  ケトー               石井康嗣
  ブロス               堀川亮
  赤瀬川               大林隆之介
  西所沢               柏倉つとむ

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