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カーブなどで脱線を防ぐ装置。「補助レール」「脱線防止ガード」などと呼ばれることもある。
普通鉄道構造規則では、「本線における曲線半径の小さい曲線」に設けなければならないことになっている。
長い間、設置すべき曲線半径の具体的な数値は決まっていなかったが、2000(平成12)年の営団(当時)日比谷線脱線事故をきっかけに、半径200m以下のカーブに取り付けるよう、運輸省(当時)から通達が出された。
列車がカーブを曲がる際は、カーブの外側に向かう力が車輪に働く。この力がスピードオーバーなどで非常に大きくなると車輪が外れ、脱線してしまう。そこで、カーブの内側にあるレールの横に、もう1本レールのようなものを敷く。これが護輪軌条である。
これがあることにより、車輪がカーブの外側に外れようとしても、反対側の車輪が護輪軌条に引っかかるため、このような原因の脱線の危険は無くなる。しかし両方の車輪が突発的に浮き上がった場合は対応できない。
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