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CI-CA

辞書:鉄道用語の基礎知識 鉄道編 (RAIL)
読み:シーカ
外語:CI-CA 英語
品詞:商品名
2013/04/30 作成
2020/04/10 更新

奈良交通ICカード乗車券の愛称。ソニーが開発したFeliCaシステムを採用している。

  • 導入: 2004(平成16)年12月15日
  • カードタイプ: Cタイプ (FeliCa)
  • カード規格: 独自規格
  • ID番号: NK ([N]ara [K]otsu)
  • 導入エリア: 奈良交通
  • 利用者数: 33万枚 (2009(平成21)年4月現在、福祉カード含む)
  • 相互利用: 予定なし
  • 運賃支払い機能
    • プリペイド方式によるSF機能 (プレミアム額を除き上限2万円)
    • 定期券機能
  • カード種別
    • CI-CAプリペイド券 (無記名式、記名式) SF機能
    • CI-CA定期券 (記名式) SF機能+定期券機能
  • デポジット: 500円
  • 会費等: 無料
  • 紛失時: 記名式のみ再発行可能 (要再発行手数料)
  • 電子マネー機能: なし
  • その他サービス: なし

奈良交通の路線バスで使えるバスカードである。

CI-CAの名は、奈良名物「鹿」から。

従来のバスカードを置き換える形で導入された。発行当時はバスカードと同様に、1000円、2000円、3000円、5000円のチャージ額に応じたプレミアム額が存在したが、その後、全券種で同一のプレミアム額が付くようになった。

  • 2004(平成16)年12月15日: 導入開始
  • 2007(平成19)年6月1日: 積み増しの額を問わず、プレミアム額は定率となる(通常10%、ひまわり20%)
  • 2007(平成19)年6月1日: 同日、「ひまわり」日曜祝日は終日利用可能となる
  • 2014(平成26)年4月1日(推定): 通常の積み増しプレミアム額が14%に引き上げられた

デザイン

緑色の背景に、薄緑色で、同社のシンボルとも言える「跳ねる鹿」の影絵が描かれている。

その上にCI-CAと書かれ、左右のCとAは灰色、中央のICは淡黄色となっており、これがICカードであることが強調されている。

利用可能地域

奈良交通の路線バスで利用できる。

また奈良交通が運行している各種コミュニティバスでも利用できることがある。

  • きのつバス
  • 安堵町コミュニティバス
  • 桜井市コミュニティバス
  • 橿原市コミュニティバス

路線バス以外、つまり、高速バス、リムジンバスなどでは使用できない。なお、奈良交通が運行している大阪国際空港行きのリムジンバスは、CI-CAは利用できないがPiTaPaやICOCAは利用できる。

販売場所と額

奈良交通バス乗車券発売窓口で発行されており、初回は、1000円以上、1000円単位で2万円までチャージ可能である。

また発行時に、別途500円のデポジットが必要である。

購入時点でカード残額にプレミアム額が含まれている。

プレミアム額

一枚のカードで、「普通」と「ひまわり」の双方がチャージできる。

2014(平成26)年現在、「普通」は14%、平日と土曜の昼間と日祝のみ使える「ひまわり」は20%のプレミアム額がある。

以前は普通券のプレミアム額は10%だったが、いつの間にか14%に還元率が向上している。

なお、発行当時はチャージは1000円/2000円/3000円/5000円の4種に限られ、額が多いほどプレミアム額も大きかった。現在は統一され、通常では1000円のチャージでも旧来より高いプレミアム額が還元されるようになったほか、1000円単位でチャージ額は任意に可能となっている。ひまわりも、プレミアム額は減ったが、代わりに日祝は終日使えるようになった。

(参考)

  • 当初の普通
    • 当初の1,000円チャージ ‐ 利用額1,050円 (+50円、5%還元)
    • 当初の2,000円チャージ ‐ 利用額2,250円 (+250円、12.5%還元)
    • 当初の3,000円チャージ ‐ 利用額3,400円 (+400円、13.3%還元)
    • 当初の5,000円チャージ ‐ 利用額5,700円 (+700円、14%還元)
  • 当初のひまわり
    • 当初の1,000円チャージ ‐ 利用額1,200円 (+200円、20%還元)
    • 当初の2,000円チャージ ‐ 利用額2,850円 (+850円、42.5%還元)
    • 当初の3,000円チャージ ‐ 利用額4,300円 (+1,300円、43.3%還元)

ひまわり

「ひまわり」は、毎日発車時刻が9:30から15:30、および日祝ダイヤ運行時の終日のバスに限り利用できるチャージである。

当該の時間帯のバスでは、自動的に「ひまわり」チャージ額から差し引かれる。

「ひまわり」チャージ額が不足(または無い)場合は、差額を通常から自動的に差し引く。

利用時間が限られるが、該当する時間帯に乗車することが多い場合は、「ひまわり」でチャージしておくとプレミアム額が高い分お得である。

電子マネー

電子マネーには対応していない。

関連するリンク
http://www.narakotsu.co.jp/rosen/cica/
用語の所属
ICカード乗車券
FeliCa
非接触ICカード
NK
関連する用語
奈良交通

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