ユージン・シューメーカー

アメリカの地質学者、天文学者。1928(昭和3)〜1997(平成9)。

元々は地質学者だったが、隕石孔の調査を行なううちに宇宙へ興味を持つようになり、彗星や小惑星の捜索家となった。こうして数多くの彗星を発見する活躍をしている。

彼発見の彗星の中で最も有名なのは "シューメーカー・レビー第九彗星" である。1993(平成5)年3月に発見されたこの彗星は、翌年7月に木星へ衝突した。

しかし隕石孔調査のためにオーストラリアを訪れた1997(平成9)年7月、自動車事故にあい他界した。シューメーカー博士はアポロ計画にも参加するなど月とも関わり深かったこともあり、1998(平成10)年1月に打ち上げられたNASAの月探査機 "ルナ・プロスペクター" に彼の遺灰が搭載された。月探査終了後の1999(平成11)年7月31日、探査機は月の極地域に墜落、彼は月に宇宙葬され、月で永久の眠りについたのである。

アメリカNASAの小惑星探査機 "NEARシューメーカー" としてその名を残している。

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