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1900(明治33)〜1958(昭和33)。スイスの理論物理学者。ノーベル物理学賞受賞。パウリの排他原理を提唱したことで有名。
1900(明治33)年4月25日、オーストリーのウィーンに生まれる。ミュンヘン大学に入学し、ゾンマーフェルトに師従し、相対性理論の包括的解説を書き上げた。1921(大正10)年に卒業するとコペンハーゲンでボーアに師従する。1928(昭和3)年にチューリッヒ工科大学の理論物理学教授となる。ハイゼンベルクと共に量子論の体系化に努め、スピンを導入し、1924(大正13)年パウリの排他原理を提唱。これによって原子構造の研究が一段落することになる。続いて1929(昭和4)年には場の量子論を研究、量子電磁力学の基礎を作った。1931(昭和6)年にはエネルギーの保存則からβ崩壊のとき電子は未知の粒子ニュートリノとともに放出されるとしてニュートリノの存在を予言している(ニュートリノは1956(昭和31)年に発見されている)。排他原理の業績によって1945(昭和20)年にノーベル物理学賞を受賞している。1946(昭和21)年からはアメリカに移住。1958(昭和33)年12月15日死去。
彼は20世紀で最も傑出した物理学者の一人であり "理論物理学の良心" と言われた。しかし、彼は深い物理的直感と数学的手腕によって問題の本質に迫り、曖昧さを許さないという性格から厳格な批判者でもあった。そのため、時には人を挫折させるほど批判は辛辣であったため、人々に恐れられてもいた。
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