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1997(平成9)年11月28日にH-Ⅱロケット6号機により打ち上げられた技術試験衛星。打ち上げ成功後に「きく7号」と命名された。
この衛星の開発は三菱電機である。
衛星軌道は、高度約550km、傾斜角約35°、周期約96分の円軌道だった。
この衛星は、将来の宇宙活動において必要となる、ランデブ・ドッキング技術、宇宙用ロボット技術を修得することを目的としたものである。
このためこの衛星は2機の衛星で構成されており、ドッキングする側のチェイサ衛星と、される側のターゲット衛星で構成される。
この衛星の名前は、公募により、ドッキングする側のチェイサ衛星が「ひこぼし」、ドッキングされる側のターゲット衛星が「おりひめ」と命名された。
衛星は、打ち上げ後に宇宙空間で一旦二つに分離する。
その後自動操縦や遠隔操縦によって実験が実施され、ひこぼしとおりひめは、無事に世界初の無人ランデブ・ドッキング実験に成功した。
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