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超巨大ブラックホール

辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY)
読み:ちょうきょだいブラックホール
外語:SMBH: Supermassive black hole 英語
品詞:名詞
2002/05/14 作成
2011/12/09 更新

巨大ブラックホールの一種で、特に質量太陽の百万倍から数億倍程度あるもの。

多くの渦巻銀河の中心に存在する。

銀河系の中心にも、太陽の400万倍の質量がある超巨大ブラックホール(いて座A*)が発見されている。

しかし全ての渦巻銀河の中心にあるわけではないようで、例えばハッブル宇宙望遠鏡による観測では、M33の中心には超巨大ブラックホールが存在せず、仮にブラックホールがあったとしても太陽の3000倍程度、ということが判明している。

発生メカニズム

巨大ブラックホールと同様、その発生メカニズム等は現時点では不明であり、天文学上の謎の一つである。

X線天文衛星チャンドラでの観測により、地球からの距離およそ130億光年の位置にも超巨大ブラックホールが存在することが判明しており、宇宙誕生から10億年後には既に存在していたらしいことが分かっている。

また同じくチャンドラにより、へびつかい座方向にある地球から約4億光年離れた銀河NGC 6240で、初めて1つの銀河に2つの超巨大ブラックホールの存在が確認された。このNGC 6240は2つの小さな銀河が衝突・合体したものと考えられ、銀河内の二つのブラックホールは元々は別の銀河のものだったと考えられている。現在はおよそ3000光年程度の距離があるが、今後数億年のうちに合体し、更に大きなブラックホールになると考えられている。

最大記録

2011(平成23)年12月現在、知られる最大質量のブラックホールは、太陽の100億倍の質量を持つもので、2つ確認されている。

一つは3億2000万光年の距離にある、しし座銀河団にあるNGC 3842、もう一つは3億3600万光年の距離にある、かみのけ座銀河団にあるNGC 4889である。共にかみのけ座超銀河団に属する銀河団の銀河である。また、アマチュア向けの天体望遠鏡でも光学観測できる巨大楕円銀河である。

これらが発見される前に最大として知られたのは、2011(平成23)年1月に発表された、おとめ座M87にある太陽の63億倍の質量を持つブラックホールだった。

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