CaⅡ (電離)

読み:カルシウム・トゥー
外語:CaII 英語
品詞:名詞

1階電離カルシウム(1個の電子が剥ぎ取られたカルシウム(Ca)原子)のこと。すなわちカルシウムイオン「Ca+」である。天文学や分光学(スペクトル観測)などにおいて用いられる。

目次

スペクトル型でM型(3,000〜4,000K)の低温星では、カルシウムは電離せず中性カルシウム原子(CaⅠ)の状態である。

星の温度がおよそ5000Kを超えると、1階電離カルシウム「Ca+」の状態となり、これをCaⅡという。

更に温度が上がると、2階電離カルシウム「Ca2+」になりCaⅢと呼ばれ、更に3階電離カルシウム「Ca3+」になるとCaⅣと呼ばれる。以降も同様である。

フラウンホーファーによって、CaⅡの吸収線にはH線、K線という名前が付いている。

  • H線 = 393.3nm
  • K線 = 396.8nm
用語の所属
電離
カルシウム
関連する用語
中性カルシウム原子

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