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稲の品種の一つ。
新潟県農業試験場(現・新潟県農業総合研究所作物研究センター)で開発された。
母本は母が山形35号(どまんなか)、父が新潟20号(ゆきの精)である。
旧系統名は新潟71号。
現在、新潟県が力を入れ始めた水稲早生品種(早場米)である。
稈はやや太く、やや剛稈で、耐倒伏性は強く、稲熱病(いもち病)にも比較的強く、育てやすい。
出穂期、成熟期は「ゆきの精」よりも3日程度早い早生の粳種で、収量と千粒重は「ゆきの精」並。
ゆきん子舞は早生品種で、刈り取りはコシヒカリより1週間ほど早い。
食味は並で、「こしいぶき」には劣るが「ゆきの精」よりは優れる。
人気は上々で、「新潟県産コシヒカリの名を守る名脇役」として期待されているとされる。
新潟県では、早場米品種として「こしいぶき」があり、食味が良いことから今後はゆきの精に代わることが確実と見られている。
ゆきん子舞も同様に早場米である。格別美味しいわけではないが、こちらも今後が期待されている。これは両者で背景が異なるからである。
農家にも生活があるので、不味いと分かっていても、その高値にひかれてコシヒカリを作る生産者は少なくなかった。
しかし、これでは新潟県産コシヒカリの名を汚すことになるため、魅力的な代替品種の開発が急務となっていた。
かくして、窒素が多くても育ち過ぎず、倒れにくく育てやすい品種として、「ゆきん子舞」が産み出されたのである。
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