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x86のオペコードの表記で、REX.wフィールドが1となったREXプリフィックスが存在すること。
REXプリフィックスには計4ビットのフィールドがあり、このためREX.w=1の表現をしようとしても、オペコードが一定しない。
具体的には、REX.w=1に限定しても、4ビットあるうち他の3ビットによって8種類のオペコードが生じうる。そこで、16進数での表記を諦めて、「REX.W」と記載する。
オペランドサイズを64ビット化するためのプリフィックスである。
AMD64 ISA/Intel 64のロングモード環境であっても、レジスターやメモリーへのアクセスは32ビットの環境と同様で、何も指定しなければ原則として32ビットでのアクセスとなる。
これを64ビット命令とするためにREXプリフィックスを使用し、このうちREX.w=1は、ソース/デスティネーション双方を、32ビットから64ビットに変更する機能を持っている。
なお、8ビットアクセスの命令に対してREX.w=1を附しても8ビットのまま変化しない。
REX.wはREXプリフィックスのビット3にあるため、REX.w=1であればオペコードは48から4Fの範囲となる。
コード | REXプリフィックス | |||
---|---|---|---|---|
REX.w | REX.r | REX.x | REX.b | |
48 | 1 | 0 | 0 | 0 |
49 | 1 | 0 | 0 | 1 |
4A | 1 | 0 | 1 | 0 |
4B | 1 | 0 | 1 | 1 |
4C | 1 | 1 | 0 | 0 |
4D | 1 | 1 | 0 | 1 |
4E | 1 | 1 | 1 | 0 |
4F | 1 | 1 | 1 | 1 |
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