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V9938

辞書:科学用語の基礎知識 半導体商品名編 (INIC)
読み:ヴィー・きゅうきゅうさんはち
外語:V9938 英語
品詞:商品名
2014/11/06 更新

MSX2で採用されたVDP。ヤマハにより開発された。MSX-VIDEOとも呼ばれる。

MSX(1)が採用したTMS9918の上位互換VDPであり、様々な機能向上が行なわれた。

グラフィック機能が強化され、TMS9918の機能に加えて、256×212ドット256色同時表示、または512×212ドットで512色中16色表示の画面が追加された。

更に、新規に追加されたグラフィックモードでインターレース出力に対応した。また従来の画面モードでも、16色固定からパレット方式の512色中16色に対応している。

表示機能

TMS9918と同じ画面モードは次の通り。

  • テクスト画面
    • TEXT1 (40×24、SCREEN 0:WIDTH 40、1文字は6×8ドット)
    • GRAPHIC1 (32×24、SCREEN 1、1文字は8×8ドット)
  • グラフィック画面
    • GRAPHIC2 (256×192、SCREEN 2、横8ドット単位で2色)
    • MULTI COLOR (64×48、SCREEN 3)

拡張された画面モードは次の通り。

  • TEXT2 (TEXT1の拡張で1行80桁まで。文字の点滅機能にも対応) (SCREEN 0:WIDTH 80、1文字は6×8ドット)
  • GRAPHIC3 (GRAPHIC2の拡張でスプライト機能が強化された) (SCREEN 4)

新設された画面モードは次の通り。

  • GRAPHIC4 (256×212、16色、SCREEN 5)
  • GRAPHIC5 (512×212、4色、SCREEN 6)
  • GRAPHIC6 (512×212、16色、SCREEN 7)
  • GRAPHIC7 (256×212、256色、SCREEN 8)

新画面

TEXT2モード対応で、テクストモードで横80文字表示(1文字は6×8ドット)が可能となった。

グラフィック機能は256×212ドット256色同時表示、または512×212ドットで512色中16色表示の画面が追加された。

いろいろな画面モードが増えたが、このうちGRAPHIC5(SCREEN 6)やGRAPHIC3(SCREEN 4)は、殆ど使われなかった。

スプライト

スプライト機能はライン単位で色が付けられるようになり、また複数枚合成して1ラインで2色以上使えるようになった。

また、横に8枚までスプライトが表示可能となった。

互換性のためSCREEN 0〜3までは従来と同機能のモード1であり、SCREEN 4以降で拡張されたモード2となる。

縦スクロール

ハードウェア縦スクロール機能が追加された。

制御

VDPの特徴であるVDPコマンドも豊富になり、VRAM間のブロック転送などがハードウェアで実現可能となった。

V9938は128KiバイトまでのVRAMを管理できるが、更に64Kiバイトの拡張VRAMを扱える。

MSX2では拡張VRAMは使用されず、VRAMは64Kiバイトまたは128Kiバイトで使われた。これは後継のMSXシリーズでも同様で、結局最後まで拡張VRAMが標準搭載されることはなかった。

V9938以降では、ステータスレジスター1(S#1)のビット5〜1でチップの種類が分かる。V9938ではID番号は0である。

用語の所属
VDP (MSX)
MSX-VIDEO
関連する用語
TMS9918
V9958
V9990

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