エクシビビット

昔は、1024を単位とするバイナリ単位で2⁶⁰ビットをエクサビットと呼んでいた。

これは、国際単位系から似たような規模の接頭語を借用したものであったが、これが大きな混乱を招く結果となった。

そこで、国際電気標準会議(IEC)がバイナリ用の単位を策定した。従来のエクサ(E)に対応するバイナリ単位はエクシビ(Ei)であり、延いてはビット数はエクシビビットとなった。

エクシビビットは常に2⁶⁰ビットすなわち1,024ペビビットのみを指し、1,000ペタビットを指すことはない。

このため、情報処理の情報量を明確に表記するのに、極めて都合がよい。

エクシビビットの1024分の一(2⁻¹⁰倍)はペビビット(Piビット)、1024倍(2¹⁰倍)はゼビビット(Ziビット)である。