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S-VHSビデオデッキで用いる磁気テープ。S-VHS規格と共に登場した。「S-VHSビデオテープ」や「S-VHSビデオカセット」とも。
S-VHSの高画質に対応するため、旧来のVHSテープよりも酸化鉄の性能を上げてテープの単位面積あたりに記録できる情報量を上げた。
このためテープ自体の価格が上がり割高感もあって、結果としてS-VHSはあまり普及しなかった。
S-VHSテープは裏の溝に検出用の穴が空けられており、ビデオデッキはこれをみてテープの種類を判断する。
具体的には、テープを裏にしたとき、溝の左端部分に更に深く穴がある。
従ってVHSテープに、S-VHSテープと同じ位置に穴を空ければ、S-VHSデッキはテープを誤認しVHSテープにS-VHS録画できるということである。但しテープの性能面から、その画質は保証されない。ドリルやピンバイスで穴を空けられるが、カスがカセット内に入るのが嫌であればはんだごても利用可能である。
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