STL

コンテナーは、動的に領域を確保し、自動的に解放をしてくれる機能である。

大きく三種類に分類される、次の機能がある。

• 順序コンテナー
  • vector ‐ 動的配列
  • list ‐ 双方向リンク型リスト
  • deque ‐ 動的配列(両端キュー)
• コンテナーアダプター
  • stack ‐ スタック(LIFO)
  • queue ‐ キュー(FIFO)
  • priority_queue ‐ 優先順位付きキュー
• 連想コンテナー
  • map ‐ マップ
  • multimap ‐ マルチマップ
  • set ‐ セット
  • multiset ‐ マルチセット

イテレーター(反復子)は、コンテナーの各要素へアクセスするためのクラスである。

どのようなクラスでも共通のインターフェイスを持っており、またポインターと同様にインクリメント/デクリメントで前後に移動し、*や->で要素の参照が可能となっている。

コンテナーの要素に対して使われる関数群である。

ソート、マージ、検索、反転など、様々なものが用意されている。

これらの関数は、イテレーターを介してコンテナーの要素にアクセスする。

演算子をオブジェクト化したもの。

Cのqsort()関数を例とすると、値を比較するための関数へのポインターを渡していた。C++のSTLでは、関数オブジェクトを用いる。必要な演算子がオーバーロードされていれば、いちいち関数を定義する必要がない。