ダイヤルQ2

読み:ダイヤルキュー
品詞:商品名

かつてNTT地域会社が提供していた情報料代理徴収サービスの商品名。ダイヤルQ2と書き、これを「ダイヤルキュー」と読む。

目次

電話で有料の情報を提供し、その情報料の回収をNTT地域会社が代行するサービス。通常の通話料金に加え、情報提供料が取られる。

電話番号は0990-DEF-GHJの10桁である。

1989(平成元)年7月にサービスが開始されたが、アダルト番組やツーショットダイヤルなどが社会問題となった時代もあった。やがて時代は過ぎ、そして2014(平成26)年2月28日に終了した。

誕生から腐敗まで

1989(平成元)年に誕生した当時は情報料3分60円くらいまでしか無かったため、真面目な番組が多かった。

しかし、3分300円などという高額Q2の登場で、怪しい情報が大増殖した。

現在情報料は従量制と定額制があり、いくつかランクに分かれている。従量制にするか定額制にするかは情報提供者が決める。

ピーク時の1991(平成3)年には約8500の情報番組が存在した。

廃止

2011(平成23)年11月15日、NTT東日本とNTT西日本は、「ダイヤルQ2」サービスを2014(平成26)年2月末で終了すると発表した。

インターネットなどの普及で利用者が減少し、終了発表時点での番組数は僅か55番組であったという。

そして、最終的には番組数は26まで減り、約25年の歴史に幕が引かれた。

料金体系

0990-DEF-GHJのうち、Dで種類が分かるようになっていた。

  • 0990-6 ニュース・経済などの番組
  • 0990-5 高額Q2
  • 0990-3 アダルト番組

それぞれの料金は、次の通り。次の中から、番組提供者が金額を選択する。

  • ニュース・経済などの番組(0990-6)
    • 従量制(3分) ‐ 10、20、30、60、90、120、150円の7ランク
    • 定額制(一通話) ‐ 50、100、150円の3ランク
  • 高額Q2(0990-5)
    • 従量制(3分) ‐ 180、200、240、260、300円の5ランク
    • 定額制(一通話) ‐ 200、250、300円の3ランク

アダルト番組(0990-3)は、0990-6料金のものと0990-5料金のものが混在している。

料金計算

なお、Q2情報料の料金表示は3分単位で表示されていたが、これも通話料と同様に実際はX秒10円の課金であった。

X秒は180秒をランクの額で割って10をかければ簡単に計算できる。

マイライン

このダイアルはマイラインマイラインプラスの対象外であり、マイライン関係の登録の如何に関らず、常にNTT地域会社経由での通話だった。

このため、ダイアル方法も一切変更がなかった。

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