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電話網の通話路網と信号網を分離し、信号を専用回線(4.8kbps、48kbps)を用いることにより処理している方式。No.7共通線信号方式が有名。
これが導入される以前は、交換機間の通話路網にダイアルパルス信号や周波数信号などを流し、これがバケツリレーのごとく転送され、着信側の交換機へと送られていた。しかしこの方式では信号の送信に時間を要するため、電話を繋ぐ時間を考慮すると送信できる情報は着信先の電話番号程度に限られてしまう。これでは発信者の電話番号や様々なサービス情報を転送することができない。
そこで共通線信号方式が導入され、交換機間で必要な情報は高速な専用線で送受信されるようになった。共通線信号方式は1990(平成2)年頃から導入が開始され、1995(平成7)年にNTTの全交換機が電子化されたのに伴い全国で導入された。これにより、現在のように、発信者番号を表示するナンバー・ディスプレイなど、多様なサービスの実現が可能となったのである。
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