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3GPPによって標準規格化された、GSMとW-CDMA(UMTS)携帯電話機およびLTE用の周波数割り当て方法の俗称。
3GPP周波数とされる周波数帯の定義は、次の3種類がある。
3GPP TS 25.101で定義されるUTRAのバンドの名前はローマ数字、3GPP TS 36.101で定義されるLTEバンドの名前はアラビア数字で表記されている。
うち日本では、W-CDMAで6帯域が使われている(キャリアと端末により1〜4帯域)。GSMも、世界的に使われているのは4帯域程度である。
W-CDMAで使われる周波数は各国の事情から様々だが、現在は概ね次の四種類に分類できる(周波数順)。
移動端末用周波数は800MHz〜2.7GHzの範囲で、800/900MHz帯と1.7〜2.0GHz帯に配置が集中している。
しかし、現時点では全世界で使用できる周波数帯は無いことから、どの帯域を搭載するかが、移動端末設計の重要な要素となっている。
周波数帯は、3GPPの技術仕様書TS 25.101 などに記載されている。以下は、3GPP TS 25.101 V12.1.0(2013-09-27)時点でのもの。
などに記載されている。以下は、3GPP TS 25.101 V12.1.0(2013-09-27)時点でのもの。
| 帯域名 | 通称 | 周波数(MHz) | 使用地域、用途 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 上り(TX) | 下り(RX) | 送受間隔 | |||
| バンドⅠ | 2100 | 1920‐1980 | 2110‐2170 | 190 | Global(南北米を除く) | 
| バンドⅡ | 1900 | 1850‐1910 | 1930‐1990 | 80 | 米国 | 
| バンドⅢ | 1800 | 1710‐1785 | 1805‐1880 | 95 | 欧州 | 
| バンドⅣ | 1710‐1755 | 2110‐2155 | 400 | 米国 | |
| バンドⅤ | 850 | 824‐849 | 869‐894 | 45 | 米国、米国ローミング用 | 
| バンドⅥ | 800 | 830‐840 | 875‐885 | 45 | 日本、バンドⅤの一部 | 
| バンドⅦ | 2600 | 2500‐2570 | 2620‐2690 | 120 | 世界中で使用 | 
| バンドⅧ | 900 | 880‐915 | 925‐960 | 45 | 欧州、日本 | 
| バンドⅨ | 1700 | 1749.9‐1784.9 | 1844.9‐1879.9 | 95 | 日本、バンドⅢの一部 | 
| バンドⅩ | 1710‐1770 | 2110‐2170 | 400 | 米国 | |
| バンドⅩⅠ | 1500 | 1427.9‐1447.9 | 1475.9‐1495.9 | 48 | 日本 | 
| バンドⅩⅡ | 700 | 699‐716 | 729‐746 | 30 | Lower 700MHz(US) | 
| バンドⅩⅢ | 700 | 777‐787 | 746‐756 | 31 | Upper 700 C block(US) | 
| バンドⅩⅣ | 700 | 788‐798 | 758‐768 | 30 | Upper 700 D block(US) | 
| バンドⅩⅤ | 予備 | ||||
| バンドⅩⅥ | 予備 | ||||
| バンドⅩⅦ | 予備 | ||||
| バンドⅩⅧ | 予備 | ||||
| バンドⅩⅨ | 800 | 830‐845 | 875‐890 | 45 | FOMAプラスエリア | 
| バンドⅩⅩ | 800 | 832‐862 | 791‐821 | 41 | 欧州 | 
| バンドⅩⅩⅠ | 1500 | 1447.9‐1462.9 | 1495.9‐1510.9 | 48 | |
| バンドⅩⅩⅡ | 3410‐3490 | 3510‐3590 | 100 | ||
| バンドⅩⅩⅤ | 1900 | 1850‐1915 | 1930‐1995 | 80 | |
| バンドⅩⅩⅥ | 814‐849 | 859‐894 | 45 | ||
当初のFOMAは、2GHz帯のバンドⅠ(2100)を使用する端末だった。
FOMA 902iS以降の1.7GHz帯対応機は、バンドⅠ(2100)、バンドⅥ(800)、バンドⅨ(1700)に対応したトライバンド機である。更に、米国やグアムでの3Gローミング対応機種はバンドⅤ(850)にも対応したクアッドバンド機である。
バンドⅩⅠは、いわゆる1.5GHz帯であり、古くは2G携帯電話用として使われ、後にLTE用となった。
帯域が重複しているものもある。バンドⅥ(800)とバンドⅩⅨ(800)はバンドⅤ(850)の一部であり、バンドⅨ(1700)はバンドⅢ(1800)の一部であるが、名称が異なるものは、互いに別のバンドとして扱われており技術的に区別されている。
日本におけるW-CDMAキャリアは、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの3社で、各社のバンドの使用状況は次のとおりである。
| キャリア | バンド | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵ | Ⅶ | Ⅷ | Ⅸ | Ⅹ | ⅩⅠ | ⅩⅡ | ⅩⅢ | ⅩⅣ | ⅩⅨ | ||
| NTTドコモ | FOMA | ● | ||||||||||||||
| FOMAプラスエリア | ● | ● | ||||||||||||||
| FOMA 1.7GHz帯 | ● | |||||||||||||||
| ソフトバンクモバイル | ● | ● | ● | |||||||||||||
| イー・モバイル | ● | |||||||||||||||
LTEは、3G携帯電話機とは別にバンドを割り当てている。
これは俗に「LTEバンド」と呼ばれている。
元々は900MHz帯で開始されたが、回線混雑対策として周波数帯を広げた結果、様々な帯域が使われるようになった。
よく使われる4帯域は次の通り。
| 帯域名 | 周波数(MHz) | 使用地域、用途 | ||
|---|---|---|---|---|
| 上り(TX) | 下り(RX) | 送受間隔 | ||
| GSM850 | 824‐849 | 869‐894 | 45 | 米国、バンドⅤと同じ | 
| GSM900 | 880‐915 | 925‐960 | 45 | 欧州・アジア、バンドⅧと同じ | 
| GSM1800 | 1710‐1785 | 1805‐1880 | 95 | 欧州・アジア、DCS帯、バンドⅢと同じ | 
| GSM1900 | 1850‐1910 | 1930‐1990 | 80 | 米国、PCS帯、バンドⅡと同じ | 
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