SNMPv2

読み:エスエンエムピー・ヴィートゥー
外語:SNMPv2: Simple Network Management Protocol version 2 英語
品詞:名詞

SNMPのバージョン2。SNMPv1の後継として作られたが、普及せず、既に歴史的プロトコルである。

目次

SNMPv2でのオブジェクト面での改善点は、OBJECT-IDENTITYモジュールの追加、新データタイプの追加、OBJECT-TYPEモジュールの追加がある。

新データタイプにはInteger32、Counter32、Counter64、Unsigned32、Gauge32、BITSがある。

旧版(RFC 1442)ではBIT STRING、NsapAddress、UInteger32というものもあったが、新版(RFC 1902)では削除されている。

最初の設計は12本のRFC、400ページ以上の規模にて公開された。

セキュリティ機能や管理フレームワークが特徴だったが、逆にこれが複雑過ぎるということで市場に浸透しなかった。

そこで管理フレームワークの簡略化などの検討が行なわれ、前のRFCは破棄あるいは歴史的プロトコル化した上で、新たなRFCとして公開された。新旧を区別するときは、旧版はパーティーベースのSNMPv2、新版はコミュニティーベースのSNMPv2又はSNMPv2Cと呼び分ける。

  • パーティーベースのSNMPv2
    • RFC 1441 ‐ インターネット標準ネットワーク管理フレームワーク バージョン2の概要
    • RFC 1442 ‐ SNMPv2の管理情報の構造
    • RFC 1443 ‐ SNMPv2の文字列表記法
    • RFC 1444 ‐ SNMPv2の適合性宣言
    • RFC 1445 ‐ SNMPv2の管理モデル
    • RFC 1446 ‐ SNMPv2のセキュリティプロトコル
    • RFC 1447 ‐ SNMPv2のパーティーMIB
    • RFC 1448 ‐ SNMPv2のプロトコル動作
    • RFC 1449 ‐ SNMPv2のトランスポートマッピング
    • RFC 1450 ‐ SNMPv2の管理情報ベース(MIB)
    • RFC 1451 ‐ マネージャーtoマネージャーの管理情報ベース(MIB)
    • RFC 1452 ‐ インターネット標準ネットワーク管理フレームワークのバージョン1/2間の共存
  • コミュニティーベースのSNMPv2
    • RFC 1901 ‐ コミュニティーベースSNMPv2の概要
    • RFC 1902 ‐ SNMPv2の管理情報の構造
    • RFC 1903 ‐ SNMPv2の文字列表記法
    • RFC 1904 ‐ SNMPv2の適合性宣言
    • RFC 1905 ‐ SNMPv2のプロトコル動作
    • RFC 1906 ‐ SNMPv2のトランスポートマッピング
    • RFC 1907 ‐ SNMPv2の管理情報ベース(MIB)
用語の所属
SNMP
関連する用語
SNMPv1
SNMPv3

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