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XLR

辞書:通信用語の基礎知識 通信技術接続編 (CTIF)
読み:エックスエルアー
外語:XLR 英語
品詞:名詞
1999/06/16 作成
2012/12/22 更新

業務用に使われるコネクター。汎用だが、アナログ音声用として使われる例が多い。

ノイズ軽減のためシールドが施されたバランスコード(平衡コード)で利用され、丈夫で、しかもロックが掛かる構造である。

プロ用途、例えばテレビ局などで使う場合、放送本番中に誤ってケーブルに足を掛けて抜けた、などといっては冗談にもならないため、ロック機構は必ず求められるスペックである。

製品

端子数は、2ピンから7ピンまでがある。

実際の製品として、XLR 3-11CやXLR 3-12Cなどがある。

ITT Cannon製があまりにも有名であるために、他のメーカーでNeutrik製やSwitch-craft製などがあるが、これを「キャノンコネクター」や「キャノンタイプ」、あるいは単に「キャノン」と呼ぶことが多い。

近年は民生機でも高級志向機種の一部に使われている。

XLRコネクター
XLRコネクター

XLR変換ケーブル
XLR変換ケーブル

構造

重要な点に、GND端子が先に接触する構造のため、接続時にノイズが発生しにくいという特徴がある。

民生機のようなローパワー環境では殆ど問題とはならないが、PA/SRのような現場の場合には問題となる。

XLRにはGND・ホット・コールドと3心以上の端子があるが、万一ホットが先に接触してしまうと、ノイズによってスピーカーを破損してしまうことがある。GNDが先に接触している事は重要なことなのである。

2ピン

2ピンのXLRは、AC電源に使われる。

本来の用途ではないが、コネクターを赤色として区別して使う用例がある。

3ピン

3ピンのXLRコネクターは、一般的にバランス型のオーディオ入出力に使われている。

この端子を持つ機器の場合、二つの問題がある。

  • 2番ホットと3番ホット
  • オスメス

2番と3番のどちらがホットになるかは規格そのものが無く、長く混乱が続いていた。

1992(平成4)年になって、2番ピンがホットとするようAES14-1992で規格化され、めでたく2番ピンがホットで国際標準となった。ただし古い機械は必ずしも2番ホットとは限らないので、誤って接続し逆相にならないよう注意する必要がある。

オスメスについては、プロオーディオ機器はコンデンサーマイクロフォンを使うためにマイクに対して電源(ファンタム電源)を供給する必要があるが、電子機器のように本体側オスだと接触時に感電やショートの事故が生じるため、安全のために機器側がメス、マイク等のケーブル側がオス、ということになった。

4ピン

4ピンは用途が広い。誤挿入に注意する必要がある。

DC電源用として使う場合、12Vの機器で、1番ピンをマイナス、4番ピンをプラスとする。全ピン結線では、1番2番マイナス、3番4番プラスとする。

かつてはスピーカーの接続にも使われたが、今はスピコンコネクターが一般的である。

インカムなどでも使われている。

5ピン

ステレオのバランス伝送用。これも3ピンと同様にAES14-1992として規定されている。主に、次のようなピン配列が使われている。

  • 1番ピン ‐ シールド
  • 2番ピン ‐ L ホット
  • 3番ピン ‐ L コールド
  • 4番ピン ‐ R ホット
  • 5番ピン ‐ R コールド

6ピン

用途不明。

オリジナルの6ピンは、5ピンの中央に1ピン増やしたものだった。そのため、6ピンのメスに5ピンのオスが差し込めるという仕様上の難点があった。そこでノイトリックは、ピンをずらした「6A」と称する非互換のコネクターを作った。

このため、6ピンには二種類あるため注意が必要である。

7ピン

Bogner社のEcstasyというアンプでは、「REMOTE CONTROL」と書かれた、専用フットスイッチを接続する端子が7ピンXLRとなっている。

放送局のスタジオで、スタジオ内で電話を使う際に用いた例もある。

用語の所属
コネクター
関連する用語
ノイズ
AES/EBU

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