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須梨槃特

辞書:文化用語の基礎知識 民俗学東洋・仏教神仏編 (LFOLKEBN)
読み:しゅりはんどく
品詞:人名
2005/04/06 作成
2016/04/06 更新

釈迦の弟子の一人であり、十六羅漢の第十六尊者。経典により「周梨槃特」「修利槃特」「注荼半吒迦」など様々に書かれ、須梨/修利/周利/周梨/注茶、槃特/半吒迦/半託迦/槃陀伽/槃陀迦など表記ゆれが大きい。

修行により阿羅漢果(あらかんか;悟り)を得て成仏することができ、釈迦にも十六羅漢の一尊に指名されている。

しかし彼は、釈迦の弟子の中では最も頭が悪く、愚かだったと伝えられている。

兄はすこぶる聡明であったが、弟の須梨槃特は釈迦の弟子の中で最も物忘れが激しく健忘第一と言われる愚かさで、自分の名前すら覚えられない程の愚か者であった。分かりやすく言えば知的障害者だったのである。

妙法蓮華経

妙法蓮華経には、次のようにある。

須梨槃特は兄と共に釈迦に弟子入りをするが、大変に物覚えの悪い須梨槃特は一偈も覚えられぬまま時は流れた。須梨槃特は自分のあまりの愚かさに気付き釈迦に破門を願い出たが、釈迦は「自らの愚かさに気付いたのだから、お前はもう愚か者ではない」と述べ、釈迦は須梨槃特に箒とちり取りを与えて「須梨槃特よ、お前はこれで毎日掃除をしなさい。但しその時には『塵を払え 垢を除け』と唱えるのです」と述べ、修行を与えた。

須梨槃特はそれから毎日欠かさず掃除を続け、一心にその言葉を唱え続けた。そしてある時、釈迦の述べたその言葉の意味に気付く。釈迦が言う、真に払い除くべきものは、実は自分の心の中の塵であり垢なのだと。そして遂に阿羅漢果(あらかんか、悟り)を得たのである。

こうして、智慧もなく悟りもなかった鈍根第一の須梨槃特でも、ただ一心に妙法蓮華経を信受する一念の信があれば、仏になることができると説かれている。

天才バカボン

赤塚不二夫の「天才バカボン」に登場する「レレレのおじさん」は、須梨槃特がモデルであるとする説がある。

用語の所属
仏教
十六羅漢
関連する用語
妙法蓮華経
普明如来

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