セメント町 (山口県)

読み:せめんと・まち
外語:cement town 英語
品詞:町

山口県山陽小野田市セメント町(旧小野田市)。

目次

ここは、明治期からセメントを製造し、硫酸を製造する日本舎密製造会社(現在の日産化学工業(株)小野田工場)と共に小野田市(現・山陽小野田市)の発展を支えてきた小野田セメント(現在の太平洋セメント)が創業した町である。

これに敬意を表し、この名となった。同じ理由でセメント町となった町に、大分県津久見市セメント町がある。

その昔この地は厚狭郡須恵村だった。

村は小野田セメントともに発展を遂げ、1915(大正4)年11月25日に小野田軽便鉄道(後の小野田鉄道、現JR小野田線)が小野田駅〜セメント町駅(現在の小野田港駅)まで開通する。

1920(大正9)年に町制を施行、この時、小野田セメントから名を取り小野田町となった。更に、1940(昭和15)年11月に小野田町と隣の高千帆町が合併し市制を施行、小野田市が誕生した。

この町と共に発展した小野田セメント(株)小野田工場は、1985(昭和60)年7月にセメント生産を中止、合併を繰り返し社名を変え、現在では太平洋セメントとして国内最王手のセメント製造会社となっている。

しかし小野田セメントが町の発展に貢献した事実は揺るぎなく、ゆえに現在でも、かつてのセメント町商店街が小野田市セメント町として残されている。

なお、小野田市は2005(平成17)年3月22日に厚狭郡山陽町と合併し、山陽小野田市になった。

状況

南北に細長い町である。

南から北に向かって、セメント町第一、セメント町第二、セメント町第三となっている。

町内を南北に商店街が縦断し、中央部を県道が横断する。町内に鉄道はないが、西隣の平成町をJR小野田線が縦断しており、町の最寄り駅は南小野田駅となっている。

運輸交通

主な道路

  • (山陽小野田市)市道
  • 山口県道354号妻崎開作小野田線

道の駅

町内に道の駅はない。

鉄道

町内に鉄道はない。

飛行場

市内に飛行場は無い。

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