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アウトレット

辞書:科学用語の基礎知識 電気工事編 (NPOWC)
読み:アウトレット
外語:outlet 米国英語 , power point 英国英語
品詞:名詞
2005/02/08 作成
2011/06/14 更新

電気の接続口のこと。或いは液体やガスなどの出口。

日本では一般にコンセント(consent)と呼ばれるが、この意味でのconsentは誤り。コンセントの語源はconcentrate(集中する)から来ている。

アウトレットは、世界中で様々なものが使われている。

電気のアウトレット
電気のアウトレット

各タイプに分類されていても、ピン数や形状(丸ピンか平板か)などが違っていたり等するものが混在する。タイプBやタイプCなどでは、接地極のないものは徐々に廃止されており、接地極付きに置き換えられつつある。

派生も含めると、次のように分類できる。

日本で使われているのは、このうちAタイプだが、これには2ピンのものと3ピンのものがある。主流は2ピンの俗称「2P」だが、電気製品によっては接地2Pもある。

100V用

通常のAタイプアウトレットは15Aだが、20A対応のものがある。

具体的には、20A使う製品のプラグは「│─」か「│└」で、これは15Aの通常のコンセントに刺さらない。エアコンなどに良く見られる。そして、20Aにも対応したコンセントは「│├」の形をしているので、これは通常の15A製品も、20A使う製品も利用できる。これは俗に「アイエル型」と呼ばれている。

T型

T型は、板が横と縦に配置された2極のアウトレットである。

元々は200V 20A用(これは今も同じ)だったが、これを100V 20Aで使う例があった。プラグが同じため100V機器を200Vに差し込むという事故が当然のように発生、結果として、100V機器にT型を使うことは実質的に禁止となった。

古い建物には今でも残っていることがあるが、実質的に使用禁止の存在である。現在は上述のようにアイエル型のプラグが使われている。

200V用

縦横の表現は、接地ピンを下としたときのもの。

  • 2P
    • 横横 15A 直径約34mm
    • 横縦 20A 直径約53mm
    • 縦縦 30A 直径約63mm
  • 接地2P
    • 横横 15A 直径約39mm
    • 横横 30A 直径約64mm
    • 縦横 30A 直径約64mm

このほか、古いIHクッキングヒーターでは、横縦で単相200V/30A仕様の製品が存在する(接地極の有無で二種類)が、今では使われておらず、入手は困難となっている。現在の製品は概ね、接地2Pで横横の30Aタイプが使われている。

関連する用語
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コネクター

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