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交流で電圧や電流を表示する方法の一つ。特に断りがない場合、交流ではこの実効値で表わすことになっている。
例えば、最大値が100Vの正弦波交流は、70.71Vの直流と同じ仕事率を示す。
そこで最大値が100Vの正弦波交流は「70.71V」と表示すると都合がよい。つまり、交流の電圧や電流を、同じ仕事率を示す直流での値で表示したのが実効値である。
特に断りのない場合には、交流はこの実効値で表示されるのが普通である。特に実効値であることを明示する時は「100Vrms」などと書かれる。
波形によって異なるが、正弦波交流の場合は最大値の1/√2(≒0.7071)の値が実効値になる。
日本の商用電源の交流は正弦波であり、そして「100V」と表示されているものは最大値ではなく実効値である。従ってこの場合、実効値100Vなら、最大値は100V÷(1/√2)≒141.42Vになる。
つまり日本のコンセントから得られる交流は、最大値141V、実効値100V、ということになる。
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