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小脳

辞書:科学用語の基礎知識 生物学・器官名称編 (BBORGN)
読み:しょう・のう
外語:cerebellum 英語 , cerebel/o エスペラント
品詞:名詞
2002/01/11 作成
2011/06/17 更新

位置的に後脳に属するの一つ。

位置

大脳の後ろ部分(後頭葉)と、延髄脊髄の間に挟まれた位置にある。

機能

大きく三つに分けられる脳のうち、運動の制御を司る。運動をするために、手足の動かし方、つまり各筋肉の筋収縮のタイミングなどを制御する機能を持っている。

無くても生命に別状はないが、運動機能は害される。例えば、人間のように二本足でバランスよく歩くことができるのは小脳によって運動が調整されているためだが、もし小脳が機能しなければ歩くこともままならなくなり、車椅子での生活は避けられない。

あらゆる運動に支障が生じるので、次の述べるような、ちょっとしたことも出来なくなる。こういった小脳障害の代表的なものが脊髄小脳変性症である。

  • 物を取る、掴むという運動も、腕を目的の位置まで運び、適当な強さで指を動かしたり等の作業があるが、小脳が機能しなければ不可能となる。
  • 喋る場合も筋肉を使う。舌も、また顎を動かすのも筋肉である。呂律が回らなくなるため、正常に喋ることが困難になる。
  • 眼球が不随意に振動する「眼振」、膀胱機能の低下による泌尿系の問題、排便にも支障がある。

構造

大脳と同様、灰白質(小脳皮質)と白質(小脳髄質)を持つ。

小脳は発生系統的に三つの部位に分けられる。

小脳脚

脳脚と呼ばれる束状神経線維で他の脳と接続され、情報の伝達を行なっている。

小脳は上中下の三種類の小脳脚により、中脳延髄と結ばれている。

上小脳脚
中脳赤核を経由して大脳皮質と接続されている経路。小脳における、主要な出力経路である。
中小脳脚
脳幹(きょう)を経由し大脳半球と接続されている経路。
下小脳脚
延髄と接続されている経路。
用語の所属

後脳
関連する用語
大脳皮質

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